No.156 看護師さんの仕事~夜勤と日勤
看護師さんは24時間、患者さんに付き添いながら看病していく事が仕事の一つです。2交代制と3交代制のシフトを採用している病院があります。今回は夜勤と日勤の事についてお話ししましょう。
夜勤と日勤の違い
基本的な勤務体制については、前述のとおり2交代制もあれば3交代制のところもあります。
- 夜勤(2交代制の場合)
ここでは2交代制の場合について紹介しましょう。夕方から出勤して、朝には上がるのが夜勤です。日勤からの引継ぎから始まり、夕食や朝食の食事介助や血圧などの各種測定に、排せつ介助のほか、患者さんが眠りについた後の体位変換や病室の見回りなどがあります。
それ以外にもナースコール対応などがある為、後述する日勤と比べ仕事量は多めに設定されています。しかし、睡眠不足対策の為に仮眠タイムが約2時間程度設定されています。
夜勤に関しては、日勤と違い外来と手術室は終了していますので、夜勤は病棟担当のみが基本であると頭に入れておいてください。
- 日勤(病棟担当)
対照的に、日勤は朝9時スタートで夜勤からのカルテなどの引継ぎからスタートします。その後は体温や血圧などの各種測定、食事や風呂、排せつなどの各種介助や点滴や注射などの治療補助等を行います。
余談ですが、日勤の看護師さんは外来や手術室でも活躍します。しかし、これらの担当の場合、患者さんと接するのはごく限られた場面です。本来、外来や手術室では看護師さんと会う機会は少ないものと思って下さい。
- 日勤と夜勤の違い
一つは、患者さんの面倒を見る数です。患者さんについては、日勤よりも夜勤の方が多めに設定されている病院がありますので、看護師さんの負担が大きい要因の一つです。
もう一つは、二交代制の場合ですが夜勤の方が日勤と比べ勤務時間が多めに設定されていることです。しかし、夜勤明けは日勤ではなく休みを取るようにされています。夜勤の疲れをいやすのにはちょうどいいシフトですね。
3交代制とは
看護師の負担を減らす目的で3交代制を導入している病院があります。日勤は朝8時~夕方16時45分前後、準夜勤が午後16時~日付が変わって深夜0時45分、夜勤が深夜0時から朝8時45分前後に設定されています。
※勤務時間はあくまで目安であり、異なる場合がありますのでご注意下さい。
勤務時間は2交代制と比べ短めに設定されていて、子育てが少し落ち着いて看護師さんとして復帰しようという方にも、無理のない勤務時間です。
夜勤と日勤について紹介しましたが、特に3交代制はちょっと複雑な勤務時間シフトであることを物語っています。