No.199 ナースの身だしなみ
どの職場に限らず、身だしなみというものは大事ですね。昔はナースと言いましたが、今は看護師という名称になったものの、患者さんと家族の方と接することが多いので、当然ながら身だしなみは重要視されています。今回は、ナースと身だしなみの関係について紹介します。
まずは髪形などをチェック!
最初にチェックすべき項目はというと「髪形」です。
ショートヘアの方は、特に問題ないのですがロングヘアの方は気を付けておくべき点です。一つにまとめてから後ろに束ねておく形が理想です。まとめ方としては、ポニーテール風にするか団子風にするかのいずれかが最適で、ヘアピンやゴムに関してはあまり目立たない色を使うと良いでしょう。
抜け毛やフケが目立つと問題になりますので、鏡を見ながらこれらが目立ってないかをチェックしておきましょう。また、髪の色も気を付けるべきポイントで派手な色や明るい色はダメで、目立たない程度の色にしておくことが大事です。
この点については看護師に限らず全ての職種に共通することです。
また、メイク面にも配慮は当然必要でリップやアイシャドウは要注意です。前者はピンク系で、後者はブラウン系やベージュ系が理想の色合いとされています。髪の色同様、目立たない色を使うことにより周囲へはナチュラルな印象を与えるでしょう。
爪の面でも気を付けるべき点があり、長さは約3ミリ程度が望ましいとされています。それ以上の長さだと不潔な印象しか与えることが出来ないだけでなく、爪の間にも菌が入り込むというリスクが出てきます。やはり爪は短くカットしておくことに越したことはないでしょう。ネイルについては何もしないほうが衛生上問題はないとされています。
制服もきちんとしておこう
現場に出るには制服を着用しての勤務になるため、しわが目立つとだらしない印象しか残りません。また、薬などを使うためシミも当然目立ってきます。汚れが目立つということは、早めのクリーニングを心掛けましょう。
ボタンも当然取れていくことでしょうし、穴も自然とできてくるため前者に関しては修復を、後者に関してはそのまま使い続けるわけにはいかないので新しいものに交換するという意識を持ちましょう。
足元についてはサンダルか靴のいずれかで、色は白か目立ちにくい色を選択してもらうことになりますが、かかとだけは踏まないようにしましょう。
昔の看護師は白いタイツを穿いているという印象がありましたが、今はベージュのストッキングの着用が認められていますが、こちらも前述のメイクや髪の色同様、ナチュラルで目立ちにくいベージュ系を基本にしましょう。また、伝線等が目立つのであればすぐ履き替えられるよう予備を持っておきたいものです。
アクセサリーについてですが、先に書いた髪を止めるためのゴムやヘアピンの使用が認められていますが、繰り返しになりますが目立たない色を使いましょう。また、既婚者に限り結婚指輪の着用が認められています。
腕時計についてはベルトがラバー製のものが最適です。(腕時計の着用が禁止されている場合は、懐中時計が使えます)
外観のほかに
外観=清潔感が大事である職場ですが、それ以外に挙げるべき点を述べるならば好印象です。
身だしなみがきちんとしていて、公私の切り替えも確実にできるだけでなく、患者さんや家族の方と接するときは常に同じ目線で対応することが、好印象を挙げるポイントの一つとされています。
良くない部分が一つでも目立つと、悪い印象を持たれてしまいます。自分自身を点検してどこが悪いのかを反省し、身だしなみや好印象を良くするためには、どうすればよいのかを顧みましょう。
- ■まとめ
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以上、ナースの身だしなみについて紹介しましたが、気を付けるべき点は派手な色は使わず、地味な色を中心にしつつも好印象と清潔感を与えることを常に意識しておくと良いでしょう。