No.135 看護師を志望した理由を見つめ直す
忙しくなる日々で看護師としてのやりがいを感じる瞬間とは、患者さんやご家族から感謝の言葉をもらえることであったり、体の一部が動かせずにいた患者さんが、リハビリや訓練を受けて動くようになった、その達成感の共有であったり、するものです。また、出産、手術、介護、亡くなる直前患者さんへのケアなど、人それぞれの人生の節目に立ち会う場面に携われる。そんな看護師を仕事として志した志望の理由をあげてみました。
看護師の仕事をしてみたいと思うきっかけとなっているのは?
看護師は国家資格であることから、仕事としての安定感が職業として志望する理由になることが当然あるのですが、それだけでは決してないところが、看護師の魅力とも言えます。
【志望した理由】- ◎母親や身近の方が看護師で仕事の話を聞くことで影響を受けた
- ◎自分自身が体調を崩してしまったり、ケガをしてしまった時など治療だけでなく精神的なケアで感動し、看護師に憧れた
- ◎看護の体験として始めて、患者さんに感謝されもっと関わりたくなった
- ◎人と接する事が好きで、人に感謝されることが生きがいだと感じる
- ◎人の喜びが自分の喜びにもなるから
- ◎専門職で安定した仕事だから
こうやって見ていくと、看護師を目指すきっかけは、意外と身近な出来事だったりします。
自分の家族や身近な人が医療の現場で働いていたり、ケガや病気で心や体がつらい時期に、看護師から勇気をもらったり等、人にやさしくされた記憶から、自分も人にやさしくありたい。こういった人への思いやりの連鎖が志望する理由となっていることは、看護師がいかに尊い仕事であるかといった、証明でもあるといえます。
看護師は知力、体力、人間力が必要
看護師は専門職で国家資格を取得しなくてはいけません。そのために勉強も積んでいかなくてはいけません。看護師は知識、判断力、体力が必要とされます。
看護師は最も患者さんにとって近い存在です。決して患者さんの変化を見逃してはいけません。そのため冷静で的確な判断が必要とされます。
患者さんの不安定な精神面やその家族のサポートをすることも看護師の仕事としての重要な役割となるでしょう。
まとめ
看護師が決して楽な仕事でないことは、看護師を志望する全ての人が良く知っています。その志望理由がとても些細なことであったとしても、看護師が人のために尽くすその姿が、患者さんやその家族にどれだけ大きな力を与えているかを考えると、とても大切な志望理由であるといえるのではないでしょうか。