No.143 看護師さんの腕時計ばなし
昔は女性の職場という印象が強かった看護師さんも、今では男性の方も看護師さんとして活躍される方が増えています。では、看護師さんが実際に使っている時計はどういうタイプなのでしょうか?
看護師さんが腕時計をする理由
子供たちがなりたい職業のランクを見ても、男の子ではランク外でも女の子にとってはアイドルやお医者さんを抑え上位にランクインするほど人気の職業が、看護師さんです。最近は男性も看護師として活躍していますが、女の子にとっては花形の職業なのは今も同じです。
その看護師さんも、現場に出れば腕時計を装備して仕事をしています。腕時計といえば、デジタル式の時計もありますが、看護師さんは使っている時計はアナログタイプです。どうしてアナログにこだわるのでしょうか?
腕時計がダメな病院
看護師さんにとっては、アナログタイプの腕時計は欠かせません。しかし、病院によってはそれがNGのところがあります。どうしてそうなってしまうのでしょうか?
その理由は、入院している患者さんのトイレ介助や、褥瘡の患者さんは床ずれ防止の為体位変換が必要で、腕時計をしたままだと患者さんに傷を付けてしまう恐れがあることや、院内感染を防ぐために手首まで洗いますが腕時計着用ではそれが出来ないからです。
すべての病院では禁止されていませんが、一部の病院ではいまだに腕時計の着用を禁止している病院があります。そういった現場ではどのような時計を使っているのでしょうか?
看護現場でのアナログ時計の役割
看護師さんが時計の役割を以下にまとめてみました。
◎秒針
点滴の滴下量を測るのに必要です。理由は、天敵における滴下数を合わせる必要があり、一滴一滴のリズムが秒針と同じリズムで保たれているからです。それ以外にも、血圧を測るときに脈を見ますよね。脈拍を測定するときにも便利であるという利点があります。
◎日付窓
アナログ式の時計には、日付窓が装備されています。日付窓といえばデジタル時計になれている人たちにとっては古臭いかもしれません。しかし、看護師さんにとっては欠かせないものです。治療スケジュールや配薬、不規則シフト制の職場にとって、日付は重要です。
尚、腕時計が使えない病院ではナースウォッチの所持が認められています。
ナースウォッチってなに?
ナースウォッチは平たく言えば懐中時計で、看護師の仕事以外にも理容関係やエステ関係の方でも人気があり、国産のほかスイス製の時計が活躍しています。ポケットにしまう事で必要な時に取り出して使えますので、院内感染などの心配はありません。
看護向き腕時計も存在する。
ナースウォッチ以外にも腕時計を使っているところもあり、ベルトはラバー製の時計を使っているところがあります。ラバー式の利点は、水や汚れに強くて洗いやすいという利点があることです。こちらは国産のほかスイス製やベルギー製などがシェアを占めています。
ナースウォッチの場合は、時計屋さんで扱っている箇所が少なく、通販サイトを活用して購入される傾向があるようです。購入を検討される方は、通販サイトでの購入をメインにしつつも、時計屋さんに一度問い合わせてみるのもいいかもしれません。