No.157 看護師ならではの夜勤を乗り切る方法
看護師さんは入院している患者さんの面倒を見るため、夜勤は当然のことです。日勤と夜勤の二つの勤務時間を、バランスよくシフトに組み込みながら仕事をします。
複雑な勤務時間を、ストレスなく乗り切るにはどうしたらよいのでしょうか?
夜勤の勤務時間を知る
看護師さんは患者さんの面倒を見る事が重要ですし、一つの仕事として成り立っています。
しかし、勤務体制についてはどうでしょうか?病院によってはまちまちですが、2交代制と3交代制のいずれかを導入しています。
2交代制の事
このシフトシステムは日勤と夜勤の交代制業務です。まずは、2交代制における夜勤の勤務時間についてみてみましょう。
ちなみに日勤は9時から17時で、夜勤は17時から9時となっています。なお、勤務時間は病院によって異なる場合があります。
夜勤で行うことは、血糖値の測定や食事の配膳、配薬、就寝前の準備としてトイレの介助がありますが、場合によってはおむつの交換が必要な患者さんがいますのでその対応をします。
消灯後は自分のフロアを中心にラウンドと呼ばれる見回りを行い、患者さんの容態変化などに備えなければなりません。
もし、何かが起これば一大事になりますからね。そういう意味でも急変対応をする事もラウンドの仕事の一つです。
見回りの合間を縫って、交代で仮眠をとらなければなりません。その理由は、夜間寝ないままで勤務すると脳や身体に負担が掛かってしまうからです。
その疲れを取る意味でも約二時間程度の仮眠時間が設定されていますので、仕事の疲れを癒しましょう。
朝は食事を済ませた後、患者さんの検温や採血等の各測定を経た後、今度は患者さんの朝食の配膳と配薬を済ませ、看護記録をまとめてから日勤スタッフへと引き継ぎます。
こちらが夜勤の仕事の簡単な解説となります。※病院によって異なる場合があります。
2交代制以外にも…
病院によっては、勤務シフトが3交代制システムの場合があります。
日勤は8時から17時半までとなっていますが、準夜勤と深夜勤があり、前者は夕方4時半から深夜1時半で後者は深夜0時半から朝9時までの勤務時間が基本で、8時間ごとの交代であると覚えておいてください。
日勤が終わった次の日も日勤ならまだよいのですが、その次のシフトに深夜勤が設定されていることもあり、日勤が終わったら仮眠室で休憩してから深夜勤へと流れる方もいるくらいです。
こういった勤務時間となるが故に、なかなか休みにくいなどといった弱点もあります。
病院によっては2交代制や3交代制とまちまちですが、新人さんにいきなり夜勤をさせるわけにはいかないので、入職後は日勤として慣らし運転をすることになり、ある程度の時間を経過してからとなります。
休みを取りながら乗り切る方法
夜勤をするという事は、体力的にもハードな仕事になってしまいますよね。では、その夜勤を乗り切る方法は何なのでしょうか? まずは休みの取り方から見てみましょう。
休みの取り方
夜勤を終えた後の体力の疲労は、日勤と比べ重いものになっています。休みを取るときにウェイトを置きたいのは、疲労を回復することです。
夜勤は疲れますので、それを癒すためにも十分な睡眠を取ることが重要です。
帰宅後はすぐに寝る癖をつけることが最重要ポイントで、カーテンは常に閉めたままで外部からの音を一切入れないつもりで、スマホの電源をカットしてからすぐに寝てください。理由は、ディスプレイからのブルーライトが目に悪影響を与えるからです。
また、帰ってきたらすぐゲームをやることも避けてください。
理由は前述の通りでそれを防ぐためにも十分な睡眠をとった後にしましょう。帰宅後はすぐに寝ることが、夜勤上がりの鉄則です。
休みの日の過ごし方は?
こちらも病院によっては異なる場合がありますが、夜勤明けの休日が2日間連続である場合、夜勤明けすぐ(初日)は寝ることに集中してください。理由は前述の通りで、夜勤の疲れをいやすためです。
二日目は、体力づくりをしたり自分の余暇時間に割り当てたりと各自で決めてください。
体力作りは簡単なウォーキングやヨガなどの運動をするといいでしょうし、自分の余暇時間でストレスを発散させるのもいいでしょう。