No.183 病院で働く三交代のナース
三交代制とは勤務形態の一つで、シフト体制で働くスタイルとなっています。二交代制よりも細かく区切られている点が特徴であり、そのシフト制を利用して働く病院のナースは、勤務時間とプライベート時間をうまく使い分けて働いています。
三交代の仕組み
1日の勤務時間が8時間で日勤(朝〜夕方)、準夜勤(夕方〜準夜勤)、深夜勤(深夜〜朝)の3種類に分かれたところが多くあります。二交代制に比べ、勤務時間は短いとされており、1日の仕事に対して負荷となることが少ないとされる仕事体制となります。
しかし、シフトによっては、仕事終わりの帰宅後、しばらく休んでさっそく通勤ということもあり、体調のon/offの切り替えが難しいかたちでもあります。
三交代のメリットとデメリットについて
三交代シフト体制で勤務されることは大変なイメージを持つ方が多いとされますが、意外とメリットの存在もあり、その点を考えてみることでライフスタイルに活かしてみてはいかがでしょうか。
●三交代のメリット
二交代制より勤務時間が短いということで心身ともに楽で、忙しい時間でも仕事に集中できます。また、プライベートな時間帯を取りやすく、交代で次のシフトの人へ仕事の引継ぎが行われますので、残業時間の発生率は低いのです。
●三交代のデメリット
しかし、三交代制は二交代制のメリットとして取り入れられている部分が、デメリットとして表れてきます。生活リズムの乱れを始め、勤務時間に波があるため、家族や友達と生活を合わせづらいということです。
また、1週間などのスパンで夜勤、昼勤を繰り返していくことで、疲れや眠気が取れなくなって仕事に集中できなってしまうことも考えられています。
変わる時間体制
しかし、今の病院の時間制は三交代から二交代制へと変化しているのが現状になります。これは、やはりナースを始め、病院で働く人への身体的安全面が考えられており、安定した仕事時間を考えようということで、勤務体制を均一に保つように計られています。
- ■まとめ
-
仕事内容と時間帯を考えることで働いていくことに負荷を与えないように考えられた形として、一つの勤務時間の体制が考えられているわけです。新たな働き方を意識することで体に気を付けて働いていけるように心がけることです。