No.186 ナース(看護師)の悩みと対処法
ナース(看護師)は仕事柄、人の命と関わりを持ち、過度なストレスを抱えながら業務をこなしています。それゆえ、看護師の仕事はストレスに繋がり、さまざまな悩みと向き合うこととなるのです。ここでは、看護師の悩みと対処方法について紹介していきましょう。
看護師同士や上司との人間関係
一緒に仕事をしていて、看護師同士の人間関係が上手くいっていないことで悩んでいることが多くあります。特に同性ですと尚更のこと。看護師の職場は女性が多いこともあり、よく気をつけないと後々トラブルになることもあります。また、上司や病院の経営方針などに馴染めず悩んでいる看護師も多いと思います。
○対処法
- 報告や連絡は欠かさずしっかり伝え、仕事に支障のないようにする。
- 仕事に支障がある場合は、一番上の上司に相談する。
- 悩みやストレスを一人で抱え込まずに、職場の配置換えや転職も視野に入れて相談する。
医療事故や医療ミスへの不安
看護師の仕事は、バイタルチェック以外にも傷の処置や投薬など、間違うと人命に関わるものです。日頃からインシデント(ヒヤリ・ハット)事例を看護師皆で共有し合い、重大な医療事故が起きないようにしたいものです。それによって、医療ミスへの不安が少しでもなくなりストレス軽減に繋がります。
○対処法
- 医療事故やミスは、経験年数に関係なく誰にでも起こりうることを理解することで、医療ミスに対する不安が軽減する。
- 医療事故をなくすためインシデントを共有し対策を話し合う。
- 医療ミスに対する不安な気持ちを抱え込まずに同僚や上司に聞いてもらう。
定時に帰れないことが多い
看護師の業務は時間内に終わることが多く、処置や検査・その後も記録や書類の整理が残っていて、時間内で仕事を終えて帰ることができないことが多くあります。
それが、日々重なると精神的にも肉体的にもストレスとなって負担となります。
○対処法
- できるだけ優先順位を決めて仕事をする。
- 負担を軽減するため、業務改善に向けた話し合いを持つ。
- ■まとめ
- 看護師が抱えている悩みを見てきましたが、人命に関わる仕事をしているため悩みを抱えて仕事をしていると業務に支障をきたす可能性も考えられます。また、悩みを抱えたまま仕事を続けているとストレスとなり体調を崩したり、最悪の場合、医療ミスに繋がりかねません。そうならないためにも、できるだけ早めに悩み解決の対処をすることが良いでしょう。
例えば、よき先輩や上司などに相談をすることも悩みの解消につながることもあります。それでも解決が難しい場合は、転職を考えるのも一つの選択肢でしょう。