No.229 ナースの腰痛対策を紹介
会社員(OL等)や看護士に限らず、今や座る仕事をする方にとって避けて通れないのが腰痛です。このまま何もしないまま放置すると、業務中にぎっくり腰になるリスクが高くなる恐れがあります。今回は、ナースの方が行っている腰痛対策について紹介します。
トラブル
ナース(看護師)の仕事はよく動きます。場合によっては、事務所でカルテをまとめる場合や座り作業を伴う場合があります。しかも、実際の仕事は患者さんと接しつつも介助や移動を伴いますので、意外に体力を使う仕事でそれだけ足腰に対する負担は大きい為、体をひねりつつも中腰で仕事をするのが日常です。
普段のお仕事が原因で腰に負担をかけてしまうのが、看護師さんたちの現状で2〜3勤交代制だと夜間や深夜帯の仕事まで関わりますので疲労共々、腰にまでダメージを与えかねないのが現状です。
先に触れましたが、このまま放置している状態が続くと腰痛になり、最悪はぎっくり腰となってしまいます。せっかくの仕事が自ら患者として世話になる側になりますので、避けたいところです。
原因について
腰痛は、職業関係なく座る仕事の方にとっては職業病の一種です。種類に関しては、普段の業務などで腰に負担をかけ続けながら放置し、何もケアしないままでいると障害として起こるものが一つです。
また、内臓系などに疾患が生じるだけでも発生し(腎臓などに結石が見つかった場合でも)、人的ストレスなどメンタル面によるダメージや交感神経や肩や腰などの筋肉などに緊張し、必要以上の力が入る心因性でも腰痛の原因とされるわけです。
腰痛はいつどこで起こるかわかりませんし、体が教えてくれるのは腰に対する痛みが走る程度で、ぎっくり腰は突発的に発生するケースが多々起こるものです。
重いものを普段通りに持ちながら仕事をする(主に倉庫での仕事や、会社員が棚からものをとる場合など)時でも発生するのが典型的な例ですが、入院している方に対する介助作業も、人間の体重を扱う関係上ほぼ同じ仕事をしているわけですので、腰痛になる条件はほぼ同一環境であるわけです。
対策法
では、どうすれば腰痛を回避できるのでしょうか?
- ①姿勢は腰に負担をかけない
- 中腰や前かがみでの仕事をする機会が多いナースの方にとっては、何気ない作業の一つですが、腰に対する負担をかけるだけで逆効果と言えるでしょう。対策としては、ベッドの高さを把握しながら常に意識し、片膝を乗せるだけで患者さんを起こす時には楽な姿勢を確保しながら対応できるわけです。
- ②靴を見直しておく
- 実際に使うものですので、選ぶ時も気を配りたいものです。安定感があり、腰に対する自然なカーブを確保しやすくするだけでも、腰痛に対する意識を持ちながらも楽な姿勢を確保可能です。
- ③自己防衛
- 腰痛対策(予防)に役立つだろうストレッチを取り入れながら定期的に行い、休憩時間や自宅にいる時に行うのも良いでしょう。また、入浴の時には湯船に浸かる時間を長めにしながら血行の回復を促します。
- ④施術
- 整骨院などを予約し、1週間に1度程度を目安にマッサージ施術を受けてみましょう。プロの方に見てもらうと、どこにダメージが来ているのかを教えてくれますし、回復へ向けての対処をしてくれますので安心です。
- ■まとめ
-
ナースの方々にとって腰痛は大敵です。まずは必要以上な負担での業務をする気持ちを捨て、無理のない姿勢を取り入れる習慣をつけるよう意識づけておきたいものです。