No.236 ナースのまとめ髪は簡単便利で機能的かつ効果的に
忙しいナースの場合は、髪の毛のまとめ方にも気を使う必要があります。看護師はヘアスタイルについて気を使いながらも、自分の髪の毛がナースの業務に支障をきたさないように、そして衛生面での汚染にも注意しなければなりません。簡単便利で機能的なナースのまとめ髪について紹介しましょう。
忙しい場合も便利なまとめ髪
簡単に素早く出来る「まとめ髪」について紹介しましょう。
- 1.素早くまとまる「お団子ヘア」
- 髪の毛をお団子のようにまとめる事で、見た目にも清潔感やスッキリとした印象を与えます。ポニーテールの要領で髪の毛を束ねて毛先の方までねじったら、根元を押さえたままにした状態で、毛束の根元に向かって巻き付けるようにします。
団子の形にまとめたら、コームなどを使用して抑えておきます。コームが根元に隠れるように団子の形をまとめて出来上がりです。慣れると数十秒で出来るようになります。 - 2.簡単な「くるりんぱ」の応用
- ハーフアップを作る要領の感じで、トップの部分の髪の毛を左右から後ろで束ねるようにゴム紐などで縛ります。
縛った毛先を、上から下へ押し込むようにしてまとめます。同じようなやり方で、2段目3段目と、髪の毛の量にあわせて作ります。後ろから見た目が網目のようで綺麗にまとまり、お洒落で清潔感があります。 - 3.ねじり髪「シニヨン・アレンジ」
- 髪の毛を「サイドの編み込み」と「真ん中のお団子」に分けたアレンジ方法です。後ろの方で真ん中にまとめた髪の毛を、襟足が見えるようにゴムなどで結んで1つにまとめてシニヨンを作ります。
両サイドの髪の毛をねじりながら、シニヨンの上の部分をヘアピンなどで固定します。左右からのねじりで作る「輪の形状」と、シニヨンの組み合わせが違う印象を与えてくれます。 - ※シニヨンはまとめ髪の方法で、お団子ヘアなども含みます。アレンジの仕方で違ったイメージを与えてくれます。
他にも、シュシュなどを使って簡単に「まとめ髪」が作れます。ヘアスタイルを変える事で、気分的に明るくなる場合があるので、気分転換に色々試してみるのも良いかもしれません。
ヘアスタイルと衛生面の関係
看護師の髪形についての規定は各医療機関により異なりますが、以前まであったナースキャップの使用は見かけなくなり、それに対しての衛生面の管理にも注意すべき事が増えました。
病室のカーテンや輸液のラインに引っかかり危険な事が指摘され、ナースキャップが廃止されるのは仕方ない事ですが、それに対する「まとめ髪」は必要な措置となります。
髪の毛が患者さんに触れる事で、不快感を与えてしまう場合もあります。病院としては、「まとめ髪」をする事で、感染予防の一部として考える必要もあるので、薬品の使用や治療の処置に対して乱れた髪の毛が付着する事で、予防対策の注意点となる恐れも考慮すべきです。
- ■まとめ
- ナースの「まとめ髪」は、衛生的で清潔感を与える為に必要ですが、そればかりではなく、ヘアスタイルを変える事が精神的な気分転換にも役立ちます。まずは、ゴム紐やコーム等を使って綺麗にまとめられるようにし、その日の気分でアレンジすると気持ちも上向く効果があります。