No.269 ナースの仕事と靴について
ナースという仕事は務める病院や科によって、その仕事内容も異なってきます。それに伴い、履く靴も適したものを選ぶ必要があります。今回はこのナース(看護師)の靴に関して見てまいりましょう。
現場における靴の種類を見極める
ナース現場は、病院の各診療科目によって役目が異なり、労働環境にも大きく影響されます。しかし多くの場合、使用される靴はほぼ同一である「汎用タイプ」が使われるため、一般的にはナースシューズと呼ばれ、殆どの色が白を基調とするほか、種類に関してはいくつかのタイプが存在します。
- 1.スリップオン・2WAYタイプのナースシューズ
- この靴の特徴は靴に紐やベルトなどが付いておらず、簡単な着脱が可能です。中でも踵を踏んだままでも使える「2WAYタイプ」は人気があります。
- 2.脱げにくさでは1番のスニーカータイプ
- 院内や病棟で動くことの多い方には、この脱げにくくアクティブに行動できる「スニーカータイプ」がおすすめです。足に対する動きがスムーズで、現場で重いものを持つような作業でも動きをサポートします。
- 3.脱ぎやすく、通気性の良いサンダルタイプ
- このタイプの1番の魅力は、なんといっても着脱が容易であることです。そして靴としての機能も求めるなら、流行りのクロックスタイプの物が重宝しますが、働く場所によってはこのタイプの着用が禁止されている場合がありますのでご注意ください。
形だけでは決められないナースシューズ
勤務時間中のハードワークが求められるナースの仕事では、シューズの履き心地も重要なポイントです。シューズで選ぶのならば疲れにくいことが大事であり、それを考慮するなら靴のソールは重要な部分となります。
長時間労働やハードな動きが要求される場合、クッション性が高いものは足への負担を軽減するほか、屈んだり・座ったりした際にもその動きについてくる、しなりの良いソールのナースシューズがベストではないでしょうか。
足の甲やつま先をガード可能なシューズ
ナースは安全面において常に考慮する必要があり、シューズは足を保護するという大きな役割が要求されます。ナースの仕事は常に危険が隣にある状況が多いもので、ベッドの端や車椅子などと接触し足を怪我することがないよう、ガードがついた靴を選んでおきましょう。
それ以外にも、患者さんの血液や嘔吐物などから感染防止の観点上、足の甲やつま先をしっかりとガードされているものを選ぶことも大事です。
- ■まとめ
- ナースは動くことの多い職種です。それゆえにシューズの持つ意味合いは大きなものと言えます。ナースが履くべきシューズは、安全でありながら快適で動きやすいものが良いでしょう。その条件の1つに「疲れない」ということも、ナースシューズの選択の際には必要なことです。シューズを選ぶ際には「試し履き」をすることをお勧めします。