No.271 ナースとコスメ
ナースは患者さんと接する機会が多い職業です。信頼感が持て、なおかつ清潔感があるようなメイクが重要視されます。患者さんへの配慮も持ちつつ、おしゃれを意識したメイクをするのに欠かせないコスメを選ぶとしたら、どのようなことを意識すると良いのでしょうか。
仕事中のメイク事情
ナースにとって必要とされるメイクがナチュラルメイクであり、意識したいのが清潔感と健康的な印象です。当然ながら、患者さんなど周囲の方々に不快感を与えないことが求められるほか、優しい印象を与えることができるので、仕事中のメイクに関してはナチュラル系が好ましいとされています。
医療従事者の中にはメイクをする方としない方が存在しますが、前者は社会人の常識の1つであり、なおかつ最低限のマナーとして認識されています。それ以外にも肌が綺麗で、顔の違いや気持ちに自信を持たせることが目的ですが、やりすぎると返って逆効果となるのが欠点です。
後者は実際に患者さんの介助を行う時、衣服類や肌に直接付着するのを避けるというのがメリットですがその反面、顔色が悪かったりすると疲れて見えたりなど患者さんを中心に不安や心配の種になるといった気持ちがマイナスになりやすいといった問題点が生じます。
コスメを選ぶ時のポイントは?
コスメを選択する時は、見た目などが派手に感じるものについては仕事の時に一切使わず、プライベートの時に使う程度に留めておいて、実際に使う時は健康的かつ清潔感を両立したナチュラルメイク系を選ぶのが一般的な選択であり、前述の通り患者さんへの不快感を与えません。
商品の中にはブランド系などコストが比較的高いものを選べば良いといった考えがありますが、実際に使うには肌との相性があり、選び方を間違えると肌荒れになりやすくなる危険性が潜みます。
肌に良いものは積極的に取り入れたくても、お気に入りのコスメがあれば、それを継続して使っているのが現状です。しかし、コスメばかり気を取られていると、基本となる肌荒れの危険性があるため、スキンケアはきちんと行うよう習慣付けましょう。
夜勤の時はどうするのか
病院でのナースは入院設備がある場合、昼勤と夜勤と交代制でシフトが組まれます。前者の場合は、皮脂崩れ防止の化粧下地とリキッドファンデーションの双方を選び、共通して言えるのがフラットなものであり、肌に対して塗り心地が軽くなります。そのため、ナチュラルメイクの理想形が完成されます。
後者は前者と比べ環境が異なります。肌に対する負担をかけずに済むメイクが求められ、無機質で構成されたミネラル系ファンデーションが理想です。防腐剤や界面活性剤などの成分がなく、肌に対する負担が減るのが特徴です。なお、夜勤明けはクレンジングでメイクをしっかりと落としましょう。
眉などのアイメイクに関しては、前者と後者共通になりますが、ブラウン系のアイライナーを使うとよく、ナチュラル且つポイントメイクで構成されます。
- ■まとめ
- ナースがコスメを選ぶ時の基準としては、ナチュラルメイクであり、患者さんなどに対し不快感を与えず爽やかな印象を与えるでしょう。また、コスメを選ぶ場合は肌に対する負担を減らし、相性も考慮しながら選びましょう。