No.279 ナース(看護師)に向いているキャラ(性格・特性)とは
医療現場において重要な役割を果たす職業であるナース(看護師)。人によっては、キャラすなわち性格や人間性として、看護師業務に向いている特徴を持っている方々もおられます。その特徴にはどのようなものが挙げられるのでしょうか。見ていきたいと思います。
看護師のお仕事
医療現場において看護師は、医師と患者さん双方を支援し、両者の間に立つ仲介者的役割に位置付けられることとなります。医師が主体となって進める医療措置すなわち診療における補助と、患者さんの療養面における補助、その2つに対応する立場となるわけです。
診療における補助としては、まず医師の指示に基づいて投薬などの治療措置や検査を実行することが挙げられます。また、医師による診察の前に患者さんの健康状態を把握すべく、検温や血圧測定などのバイタルチェックの実施や、容態観察を行うことも重要な役目です。
その他にも、医療器具の用意や片付けなど、検査や治療が実施可能となる状態を確保する事項一切に着手します。
患者さんの療養における補助としては、病状や障害により身体的な助けを必要とする患者さんのサポートを行うことがメインです。入院されている患者さんに対しては、入院生活の支援・健康状態のチェック・継続的な医療措置がなされている場合の対応などに携わります。その他、患者さんのご家族への対処なども、担うべき務めと言えます。
看護師は、これら診断と療養におけるサポートを通じて、患者さんの健康を増進させ、疾病を予防し、苦痛を緩和させ、健康回復に繋げるという役割を果たすわけです。
看護師に適しているキャラクター的特徴とは
看護師の業務内容を振り返って見れば、治療や検査のみならず患者さんに関する事柄も含め、医療現場に絡む事項全てに関与する職務であることが理解できます。これらの役割を果たす上で有効と思われる看護師の個性すなわちキャラクターとしては、以下のような特徴を持っていることが挙げられるでしょう。
まず、相手の気持ちに寄り添うことができる共感性が、看護師の業務にとってプラスになると言えます。病気を抱えている患者さんの立場で物事を考えられれば、医療現場においてどういった対応が患者さんにとって適切なのか判断することができます。
看護師の役回りは多岐に及び、様々な実務に当たらなければなりません。そのため、そのハードワークに耐えられる体力が要求されることとなります。
病院など医療機関では、医師をはじめ医療機器の技師・自分以外の看護師・その他多くのスタッフが職務に従事しています。それらスタッフ間の連携が取れてこそ、より良い医療体制が実現されると言えるでしょう。そういったチームワークを活かす際、協調性やコミュニケーション能力が有効な働きをなすでしょう。
人の命や健康に関わる医療現場では、複数の患者さんに対応しつつ緊急を要する患者さんに対して優先的に措置を取ることが重要です。そのため、スピーディかつ的確な立ち回りが求められます。頭の回転が早く機転が利く特徴を備えていれば、優先順位を念頭に起きつつ適切な対処が可能となるでしょう。
- ■まとめ
- 以上、看護師の主な業務とその役割を踏まえつつ、それをこなしていく際に有利となるキャラクター的特徴について列挙してまいりました。
- これら特徴は、生来の性格のみならず、後天的にも身に付けていけるものと言えます。看護師のお仕事に真摯に向き合い、充分な栄養・休息・気分転換を確保して自らの健康を保ち、医療スタッフ間の信頼関係を構築することで、自分自身を看護師向きのキャラクターに近づけていくことも可能と言えるでしょう。