No.292 ナースとして働くあなたに向いているのは何科?
ナースの職場となる医療施設には、診療科が主な物だけで50種類前後もあると言われています。その数ある診療科の中で、自分の適性に合った科で働く事ができたら、より一層充実度は増す事でしょう。今回は、あなたに向いているのはどの科なのかを一緒に考えてみましょう。
学びたい・避けたい内容から科を選ぶ
医療施設の中にある様々な科の中で、自分に合った科を選ぶのが難しいと感じている方は、まず、自分が学びたい内容がどの様な物であるかを意識してみると良いかもしれません。ここでは、次に挙げる科で学べる内容をご紹介します。
- ◎整形外科
- 整形外科の特徴は、患者さんの死に直面する終末期が少ない事です。深刻な場面に立ち会う事にどうしても慣れないという方に向いていると言えるでしょう。
- ◎脳外科
- 脳外科へ勤める事で、患者さんのリハビリについて詳しくなれる事が特徴です。
- ◎外科
- 外科の特徴は、手術の為に入院して来た患者さんが、手術が終わって退院して行くのを見届けられる事です。やり遂げたという達成感を感じたい方に向いていると言えるでしょう。
- ◎内科
- 内科の特徴は、多くの種類の疾患について詳しくなれます。多くの疾患についての見識を広げたいという方に向いています。
- ◎循環器
- 循環器科の特徴は、ここへ勤める事で心臓の疾患や心電図に詳しくなれる事です。
ライフスタイルに合わせて科を選ぶ
日勤メインで働きたいなど、働き方を見据えて科を選ぶのも一つの方法です。ここでは夜勤の少ない科を3つ紹介します。
- ◎透析科
- 日勤がほとんどなのでプライベートの予定が立てやすい科です。
- ◎耳鼻咽喉科
- 透析科と同じく、ほとんど日勤なのでプライベートの予定が立てやすい科です。
- ◎眼科
- 透析科、耳鼻咽喉科と同じくほとんど日勤なのでプライベートの予定が立てやすい科です。
自分のスキルに合わせて働く場を選ぶ
自身の持つ能力を活かして、より多くの知識やスキルを身に付ける事ができる部署を選ぶというのも一つの方法です。ここでは二つの部署を紹介します。
- ◎救命救急棟
- 医療施設の中でも最もハードで緊迫度の高い科と言えるのが救命救急棟ではないでしょうか。ここには、緊急に処理が必要な患者が搬送されてくる為、効率よい処置が求められます。その為、他の科以上に手際の良さが求められます。
- また、救命救急棟には最新の医療設備が導入されます。それらを使いこなすノウハウもいち早く、身に付ける事が可能です。救命救急棟で経験を積んだナースなら、どこの科へ行っても力を発揮できるでしょう。
- ◎オペ室
- オペ室とはもちろん、オペ(手術)を行う場所です。ここで働くナースは、執刀医のサポートを担います。オペはその都度、予定時間より長引く事も珍しくはない為、他の部署よりハードな環境となっています。
- その一方、執刀医のリーダーシップを間近で見て学ぶ事ができる為、オペ室で経験を積んだナースならば、他の科へ行っても頼りにされる事でしょう。長時間のオペでも途切れない集中力と体力に自信がある方へ向けた部署となっています。
- ■まとめ
- 今回は、医療施設にある様々な科を紹介しました。それぞれに特徴があり、働くナースの適性があります。この記事が、ナースとして働くあなたに最適な科はどこかを見つける参考になれば幸いです。