No.318 ナースの感染対策の基本|手洗いとうがい、消毒を見直そう!
これから冬にかけて感染症の拡大が見込まれます。医療現場で働くナースは特に感染対策を徹底しなければならないでしょう。そこで、今回は、感染対策の基本として手洗いとうがい、消毒を見直しましょう。
感染対策 ~手洗い編~
手洗いの方法は、一度マスターするとナースの仕事だけでなく、日常のあらゆる場面で使用できます。是非、実際に手を洗いながら覚えましょう。
- ①手を濡らす。
- ②石鹸を手のひらに取り出します。
- ③まずは手のひら同士を擦り合わせることからスタートしましょう。
- ④手の甲同士、よくもみ洗いましょう。
- ⑤両手の指の間を、指組みしながら洗いましょう。
- ⑥片方の手で親指を包みながら洗いましょう。周辺や爪の周りを綺麗にするという意味もあります。
- ⑦指先を洗いましょう。
- ⑧最後に手首を洗いましょう。
- ⑨水でよく濯いでから、最後はペーパータオルなどで水分を拭き取りましょう。通常のタオルだと使いまわしが原因で医療感染のリスクが高いため、ペーパータオルのほうが感染リスクを低くできます。
感染対策 ~うがい編~
うがいの方法も、一度マスターするとナースの仕事だけでなく、日常のあらゆる場面で使用できます。是非、実際にうがいをして覚えましょう。
- ①口を水に含み、ブクブクする。口の中を強めに洗い流す感じで、口の中にある食べカスや汚れを洗い流す感じで泡立てるようにブクブクして、吐き出す事を2〜3回繰り返します。
- ②水を口に含み、上を向いてガラガラする。水を口に含んでから上を向いた状態で、ガラガラと音を出すようにうがいをすると、喉の奥の粘膜に届いて、広い範囲で綺麗にする事が出来ます。「アー」などの言葉を発しながらすると効果があります。目安は15秒くらいの時間をかけて吐き出しましょう。上を向いたガラガラを2〜3回ほど繰り返したら、吐き出しましょう。
感染対策 ~消毒編~
建物の出入り口近辺などに消毒液を置いて、施設の職員や利用者が出入りする際には手指の消毒を行ってもらいます。仮に手指にウイルスが付着していたとしても、しっかりと消毒すれば、施設内での他の人への感染を防ぐ事が出来ます。
また、高い頻度で使用するドアノブなどは定期的に消毒することを心掛けましょう。人の出入りが多い場所なら、1時間に1度など、時間を決めて定期的に消毒する事が有効です。
- ■まとめ
- 今回は、感染対策の基本として手洗いとうがい、消毒を見直してきました。是非、周りの方にもお伝えいただけましたら嬉しいです。