No.322 ナースになるための学校の種類とは?
あなたは、ナースになるためにはどうしたらいいのかをご存知ですか?ナースになるためには、文部科学大臣指定の学校もしくは厚生労働大臣指定の看護師養成所を卒業し、看護師国家試験に合格しなくてはならないという条件があります。看護師国家試験受験資格を得るために、まずはナースの専門知識を学べる学校へ行くことになるのですが、ナース学校にはいくつかの種類があるのです。そこで今回は、ナースになるための学校の種類をご紹介します。
4年制大学
ゆっくりと看護について学べるだけでなく、一般教養も身に付けられます。また、大学によっては看護資格だけでなく、保健師や助産師などの資格を取得できます。学歴は大学卒となり、学士の称号が与えられます。
- <特徴>
- ・学習期間:4年間
- ・学費:250~800万円
- ・受験資格:高卒以上
- ・管理職や特定看護師、専門看護師などキャリアアップしやすい
- ・保健師や助産師、大学院進学など選択肢が幅広い
- ・時間に余裕を持って学べる
- ・国家試験合格率が高い
- ・実習施設が充実している
大学院
より専門的な知識を学ぶことで、特定分野に秀でた看護師になれます。しかし、大学と大学院で合計6年間学ぶ必要があるので、看護師として現場で働くのは遅くなります。
- <特徴>
- ・学習期間:修士課程が2年以上、博士過程が3年以上
- ・学費:約150~300万円
- ・受験資格:全国一律の規定はなく、大学院によって異なる
- ・保健師や助産師、養護教諭一種免許の受験資格が取得できる
- ・より専門性の高い知識や技術、能力などを学べる
- ・条件をクリアすると大学や研究機関での教育、研究職へ応募できる
3年制短期大学
数が少なく、全国に20校程度しかありません。看護の知識はもちろん、社会人としての教養やマナーなど、幅広い知識を身につけられます。
- <特徴>
- ・学習期間:3年間
- ・学費:300万円前後
- ・受験資格:高卒
- ・看護に関するカリキュラムと一般教養を履修
- ・短期大学士の資格を取得できる
3年制専門学校
看護師になるための技術を最短で身につけ、現場で即戦力として活躍できます。看護師の勉強のみに集中的に取り組めるので、3年間で卒業してすぐに働けます。
- <特徴>
- ・学習期間:3年間
- ・学費:40〜100万円
- ・受験資格:高卒
- ・実習時間が多い
- ・就職後に即戦力になりやすい
- ・4年制より1年早く働きはじめることができる
- ・学費が安い
- ■まとめ
- 今回は、ナースになるための学校の種類をご紹介しました。看護師免許を取得できる進路は、4年制大学や大学院、3年制短期大学や3年制専門学校など何種類かあることがわかりました。それぞれ選ぶ学校によって学べる内容も大きく違ってくるため、自分に合った学校を選ぶようにしましょう。