No.325 ナースの三交代制について知ろう!
ナースには、二交代制と三交代制があるのをご存知ですか?それぞれ、勤務時間や勤務スケジュールなどが異なります。では、実際どのようなシステムになっているのでしょうか。そこで今回は、ナースの三交代制について詳しくご紹介します。
ナースの三交代制とは
ナースの三交代制は、「日勤・準夜勤・深夜勤」の3つの時間帯に分かれています。三交代制の勤務時間は以下の通りです。
- 日勤
- 8:00~16:30(8時間勤務)
- 準夜勤
- 16:00~24:30(8時間勤務)
- 深夜勤
- 24:00~8:30(8時間勤務)
三交代制の仕事は、一般的に深夜勤よりも準夜勤の方が忙しいケースが多いです。なぜなら、日中に手術を受けた患者の状態観察や点滴交換業務などが多くなる傾向があるからです。
三交代制のメリット・デメリット
- <メリット>
- 準夜勤と深夜勤のそれぞれの勤務時間が短くなります。それにより、長時間の夜勤がないため肉体的な疲労回復は早くなり、精神的な負担も少なくなるでしょう。
- <デメリット>
- 通勤する回数が二交代制より増えるため、通勤時間が長くかかる方にとっては向いていません。また、夜勤明けの休みが二交代制に比べると短かったり、勤務パターンが複雑になったりと、生活リズムを整えにくいことが挙げられるでしょう。
準夜勤の勤務時間とスケジュール例をご紹介!
- 16:00→勤務開始、日勤看護師からの申し送り
- 16:30→病棟ラウンド、カルテ整理・確認、点滴交換
- 18:00→配膳、食事介助
- 18:30→配薬、口腔ケア
- 19:00→バイタルサイン測定、点滴交換、排泄介助、体位交換
- 20:00→休憩
- 21:00→消灯、病棟ラウンド、点滴交換、排泄介助、体位交換
- 22:00→記録、点滴準備
- 23:00→病棟ラウンド、点滴交換
- 24:00→深夜勤看護師への申し送り
- 24:30→記録、勤務終了
深夜勤の勤務時間とスケジュール例をご紹介!
- 24:00→勤務開始、準夜勤看護師からの引き継ぎ
- 1:00→病棟ラウンド、点滴交換、排泄介助、体位交換
- 4:00→休憩
- 5:00→病棟ラウンド、点滴準備、排泄介助、体位交換
- 6:00→起床、バイタルサイン測定、点滴交換、洗面介助
- 7:00→配膳、食事介助
- 7:30→配薬、口腔ケア
- 8:00→日勤看護師への申し送り
- 8:30→記録、勤務終了
- ■まとめ
- 今回は、ナースの三交代制についてご説明しました。三交代制は、長時間の夜勤がないため肉体的な疲労回復が早くなり、精神的な負担も少なくなる一方で、生活リズムを整えにくいことがわかりました。交代勤務をしながらも、生活リズムを崩さず健康的に仕事をし、プライベートも充実させることが大切です。自分に合う勤務時間や勤務体制を採用している病院を選ぶことをおすすめします。