No.398 ナースの必要な身だしなみ

看護師として働く上で、適切な身だしなみを整えることは、患者や家族、医療チームからの信頼を得るために欠かせません。清潔感のある服装や髪型は、感染予防や安全な医療提供にも関わります。本記事では、ナースが意識すべき身だしなみについて詳しく解説します。
ナースの身だしなみが重要な理由

看護師は、患者と密接に関わる仕事のため、身だしなみがそのまま職業的な信頼度につながります。清潔感のある服装や適切なメイクは、患者に安心感を与えるだけでなく、感染予防や医療事故の防止にもつながります。また、病院や医療施設ごとにルールがあるため、それに従いながら適切な身だしなみを心がけることが大切です。
清潔感のあるナース服・ユニフォーム

病院指定のナース服やスクラブを着用することが一般的ですが、汚れやシワがないか常に確認し、清潔な状態を保つことが重要です。白衣やスクラブは汗や汚れが目立ちやすいため、こまめな洗濯とアイロンがけを心がけましょう。
動きやすく安全なシューズ
看護師は長時間立ち仕事をするため、履きやすく滑りにくいシューズを選ぶことが重要です。ナースシューズは、クッション性が高く足への負担を軽減するものが理想的です。また、つま先が覆われているデザインのものを選ぶことで、安全性を確保できます。
シンプルで衛生的な髪型
髪の毛は清潔に保ち、業務の邪魔にならないようまとめることが基本です。肩より長い髪は、まとめ髪にしてピンやヘアゴムで固定しましょう。前髪が目にかかると視界が遮られ、作業の妨げになるため、適切な長さに整えることも大切です。
最小限のメイクとスキンケア
ナースのメイクは、ナチュラルで清潔感のある仕上がりが基本です。厚化粧や濃いアイメイクは避け、薄めのファンデーションや自然なチークを使うことで、健康的な印象を与えられます。長時間勤務でも崩れにくいスキンケアを心がけると、清潔感を保ちやすくなります。
爪は短く切り、ネイルは控える
看護師の手は、患者に触れたり、医療器具を扱ったりするため、爪は短く切りそろえることが基本です。ジェルネイルやマニキュアは感染リスクが高いため、原則として禁止されている職場が多く、すっぴんの爪を清潔に保つことが求められます。
アクセサリーは最小限に
指輪やブレスレット、長いピアスは、患者のケア中に引っかかる危険があるため、基本的に身につけないのが原則です。結婚指輪など、外せないアクセサリーはシンプルなものを選び、必要に応じて着脱できるようにしておきましょう。
香水や柔軟剤の香りに注意
病院では、香りが強すぎると患者の体調に影響を与えることがあります。そのため、香水や柔軟剤の強い香りは控えめにし、無香料のものを選ぶのが理想的です。ほのかに香る程度であれば問題ない場合もありますが、施設のルールに従いましょう。