No.101 職場でイライラしてしまったときの対処法4つ
看護師は多忙なうえに、人の命を預かりますので、精神的なストレスがたまりやすい仕事であるといえます。
ストレスがたまると、ちょっとしたことでもイライラしてしまって、仕事に支障をきたしかねません。
職場でイライラしてしまう場合は、感情を抑えるための対処法を実践しましょう。
うまくイライラを鎮めて、正確な業務が行えるようにしてください。
ここでは、イライラしたときにできる対処法を4つご紹介します。
深呼吸をする
とてもシンプルな方法ですが、深呼吸をすることで高ぶった感情を抑えることができます。
深呼吸をすると呼吸を整えることができます。
整った呼吸は自律神経を整えることにもつながり、興奮した感情を抑えることができるようになるのです。
イライラしているときは自然と呼吸が浅くなり、自律神経が乱れてしまっている状態にあります。
感情が高ぶったときは、深く息を吸い込み肺にため、ふぅーっと深く吐き出すようにしましょう。
それだけで高ぶった感情が抑えられるはずです。
副交感神経を刺激するツボを押す
深呼吸をすることでイライラを抑えることができますが、周囲に人がいるときに深呼吸をするのは気が引けるという場合があると思います。
そのような際には、副交感神経を刺激するツボを押してみることをおすすめします。
副交感神経は自律神経のひとつです。
副交感神経を刺激することで、気持ちが落ち着き、リラックスした気分になることができます。
そのツボ(労宮)は手のひらの真ん中にあるため、人と話をしているときでも相手に感づかれることなく刺激することが可能です。
労宮を、手首側から指の方へ向けて押し上げるように、もう片方の手の親指で刺激します。
左右交互に、ゆっくり呼吸をしながら10秒間ずつ押し続けるようにしましょう。
上を見る
首を真上に上げて天井のほうを見るようにするというのも、高ぶった感情を抑えるのに有効な方法のひとつです。
人はイライラしているときは目の前の問題ばかりに目が行きがちです。
そこで、あえて真上を見ることで、一点に集中されていた意識が分散され、興奮した感情が治まりやすくなってくれます。
手をグー、パーする
両手のひらを交互にグー、パーするだけで、高ぶった感情が治まりやすくなります。
心と体は密接にかかわっているものです。
肩や腕に無駄な力が入っていると、心も強張ってしまいがち。
手のひらをグー、パーして筋肉をほぐすことで、強張った感情をほぐすことができるようになるのです。
誰であってもイライラすることはあります。
それは決しておかしなことはないので気にしないようにしましょう。
ただ、仕事に支障をきたすほどイライラするのは業務上も精神衛生上もよくありません。
職場でイライラして仕方がないときは、ここで紹介した対処法を参考にして、うまく感情をコントロールできるようにしてみてくださいね。