No.145 看護師の必需品~これだけあれば便利!
看護師さんにとって必需品の一つがアナログ時計です。現場によっては腕時計が禁止されている病院がありますので、懐中時計型のナースウォッチなら院内感染などの心配がないので心強い存在です。では、ナースウォッチ以外の必需品とは何なのでしょうか?
基本中のアイテム
①筆記用具とメモ帳(鉄板中の鉄板)
この組み合わせは、どの職業においても欠かす事が出来ません。患者さんの伝言やわからない事などがあったらメモして、後で確認したりすることが出来ます。ペンについては三色タイプが望ましく、紙カルテなどに記入するときに役立ちます。
②バインダー(クリップボードともいう)
患者さんやそのご家族の方々にワークシートや同意書を記入してもらう際のデスク代わりとして、また、これら各種書類の管理をするときに欠かせないアイテムです。
③聴診器(医療現場といえばこれ!))
患者さんの心音や呼吸音などを聴取するときに欠かせないものですが、小児科は小児科用と別に用意されています。しかし、オペ室など特定部署では使いません。
④携帯ハンコ(ワンタッチ式がいい)
チェックリストといった各種書類に印鑑を押下する際に必要で、確認印を兼ねる事が出来ます。紙製カルテの病院では定番で、ふたが開けにくい通常タイプではなく、ワンタッチ式やスライド式が使いやすいです。
一部の部署ではバインダーや聴診器はあまり使わない場合があり、筆記用具は支給されることだってあります。しかし、支給されない場合や紛失してしまった時を想定して用意しておくと、困ったときにペンが無いと焦ることなく対応できます。
病棟にあろうが、持っていることに越したことはない
これから紹介するアイテムは、基本的に病棟に常駐しています。しかし、場合によっては病棟そのものに在庫が無い時もあります。こうなっても困らないよう自分で用意しておくと、後先困らない場合があります。
①はさみ(文具の定番)
これはどの家庭にもありますが、どうして病棟にはさみが必要なのだと疑問を抱く方もいらっしゃるでしょう。テープやドレッシング材などをカットするときに便利ですが、防錆対策としてフッ素加工されたものが使い勝手がいいでしょう。
②駆血帯(ゴムチューブとピンチ付きゴムチューブ、ラテックスの三種類)
採血や点滴ルートを挿入する場合は欠かせないアイテムです。ラテックス性の駆血帯がありますが、患者さんの中にはラテックスがNGの方もいますので、ピンチ付きのゴムチューブが望ましく、在庫切れを想定して自分でも所持しておきたいところです。
③ペンライト(クリップ付き)
瞳孔確認や口の中など、光をともさないと見えない場所を観察したりするときに役立ちます。それ以外にも、夜勤では懐中電灯の代わりとして活用する事が出来ます。
④タイマー付き電卓(これはセットになっている)
電卓とタイマーが一つに合わせており、前者は点滴などの計算、後者はバイタルチェックや点滴終了後の時間設定をするときにそれぞれ便利です。しかし、夜勤の際には音を鳴らすと周囲に迷惑がかかります。
新人さんは持っていると心強いかも…
看護師になりたての方は、どこに何があるのか戸惑うかもしれませんね。前述の道具をひとまとめにして管理できるアイテムです。
①ペンケース(筆箱ではありません!)
白衣ポケット用のペンケースが基本ですが、ペンライトや筆記道具、それに携帯ハンコをしまうのに便利なペンケースです。ユニフォームによっては胸ポケットが無いのがありますので、ユニフォームが手元に来てから購入しましょう。
②白衣用ポーチ(使えないところがあるので注意)
前述のペンケースに収納できないはさみなどをしまうときに便利なのが、白衣用のポーチです。ななめ型とウエストポーチタイプ、病院によっては使えないところがあったりとまちまちですので、購入する前には上司に確認する事をお勧めします。
以上、ナースウォッチ以外に必要な看護師の必需品について紹介してまいりました。一部のアイテムについてはすでに支給されたり常備品もあれば、現場によっては使えないところもありますので、看護師になってすぐに購入するのではなく、一度上司に相談してから使えるアイテムと使えないアイテムを確認しましょう。