No.190 三交代ナース(看護師)は大変!
昔はナースと呼ばれていましたが、今は男女雇用機会均等法により看護師に統一されました。しかし、仕事の内容については昔も今もほとんど変わりはありません。
今回は看護師の交代勤務についてお話ししましょう。
三交代制の実態
看護師の勤務には二交代制と三交代制というシフトが主流で、かつては後者が主流でしたので、前者が取り入れられたのは後年になってのことでした。勤務の実態は日勤と準夜勤、それに深夜勤のローテーションで動いていて、勤務時間については各8時間で回っています。
基本は日勤ですが、人によっては一週間に数回程度夜勤が設定されており、準夜勤と深夜勤の二種類が用意されています。しかし、前者と後者が連続して勤務させるわけにはいかないので、休日と日勤がクッションの役割を果たしています。
- ○交代制は大変
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看護師さんの交代勤務は、二交代制と三交代制共々夜勤が伴いますので、生活リズムが犠牲になるのは避けられないからです。三交代制のメリットは勤務時間が均等されているほか、仕事がしやすいという環境に恵まれている反面、自宅と病院を行ったり来たりの生活が多く、休日が少なくなるリスクが高いなどといったデメリットが生じます。
準夜勤は、夕方4時半から勤務を開始して次の日の未明となる0時半で勤務が終わり、深夜勤は0時半から朝の9時までが勤務時間となっています。自宅からの通勤は車や電車などを使いますが、いずれにしろ終電間際が勤務先への友でしょう。
休日を取るとしても、実質的には半日に数時間追加する程度しか休みが取れず、丸一日を休みにするという意味ではなかなか取れるものではないことから、交代制勤務は大変だということです。
夜勤明けの過ごし方
交代制の勤務を経験された方ならば、夜勤明けが一番神経を使うことでしょう。未明に仕事をするという意味では昼間の仕事と比べ体力などを消耗し、眠気との戦いともなると一番大変な勤務環境であるといえるでしょう。
帰宅後は睡眠時間を確保することに集中しておくことが大事で、耳栓や遮光カーテンを使うなど細心の注意を払いながら睡眠するのも良いでしょう。
次の日が休みならば一日リフレッシュするチャンスですし、自分がやりたいことに時間を使うのもよし、ゆっくり休んで疲労度を無くすのもよしと、この点については各々の過ごし方があるでしょう。
- ○スキルアップにも時間を使いたい!
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看護師さんもスキルアップを図りたいという方もいることでしょう。休みを使ってゆっくりと勉強する場合、終日休みの方が勉強に取り組む環境が整えられることでしょう。
日常の勤務でも1時間程度、生活時間を工夫してでも取り組んでいる方もいることでしょうから、眠りたい時はゆっくりと休み、仕事と勉学、プライベートに時間を有効に使いたいものですね。