No.205 夜勤ナース|仮眠時間は本当にあるの?
夜勤は、短時間だけ仮眠することが出来る休憩時間が設けられている病院がほとんどです。その時間は16時間夜勤などの場合は、2~3時間となっているのですが、ナースの皆さんはどのように過ごしているのでしょうか。
夜勤中の休憩はどれくらい?
日本看護協会から、「16時間夜勤などの場合、2~3時間の休憩時間が望ましい」との見解が出ていることもあり、多くの2交代制を採用している病院では、夜勤中の2時間程の時間を仮眠時間として設定しています。
3交代制の夜勤では、ほとんどが45分~1時間の休憩時間となっています。休憩時間は少し仮眠をしたり、スマホを見ながら横になる方もいらっしゃるようです。
短い仮眠でも効果あり
ナースの仮眠時間は2時間程度が一般的のようです。内容は仮眠(90分)、後片付け(30分)としている方が多くいらっしゃるようです。しかし、短い仮眠時間でも疲れを取る効果は十分に期待出来ます。
「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」という言葉は、ほとんどの方が聞いたことがあるでしょう。ノンレム睡眠とは、深い眠りに入っている状態で、レム睡眠は浅い眠りということになります。
このノンレム睡眠は、深さの度合いによって4段階に分けられるのですが、3段階まで行ってしまうとかなりの熟睡状態になってしまいます。その段階で起きてしまうと、体が無理して起きる状態になってしまうので、仮眠の理想としては2段階から3段階に移行する時間帯がベストなのです。
時間帯でいうと20分です。短いようですが浅い眠りの方が、体が起きる時に辛くない状態(眠気を引きずらない状態)になります。
休憩時間に眠れない時は
夜勤をしているナースの方で、休憩時間なのに仮眠を取ることが出来ないという方もいらっしゃいます。そのような方は、休憩時間をどのように過ごしているのでしょうか。
〇仮眠室でスマホとにらめっこ
眠気がない時は、アプリゲーム、SNS、インターネット通販など、スマホでリフレッシュをされている方が多いようです。時間はあっという間に過ぎてしまうのですが、スマホを操作していることで目の疲れに響いてしまいます。ただし、足の疲れは軽減します。
〇ナースステーションで過ごすことも
仲の良い人と組んでいると、ついついお喋りをしていて、仮眠室に行かずナースステーションで過ごしてしまうということもあるようです。夜勤明けのランチの約束をしたり、恋バナをしたり、患者さんの急変や急患対応がない夜には、お喋りで時間が過ぎることもあるようです。
- ■まとめ
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休憩時間は出来るだけ体を休め、次の業務に取り組む体力を温存したいものです。そのためには、休憩時間前に暖かいスープやお茶を飲んだり、巡回中にストレッチを挟むなど休むための準備も取り入れたいものです。