No.226 ナースにとって耳が痛くならないマスクは必需品!
コロナ禍の現在、感染を防止する観点から、医療現場で働くナースを始め各スタッフはマスクを常時着用して勤務にあたります。マスクの長時間着用は耳の痛みや、それに伴って頭痛を引き起こすこともあります。そんな痛みの改善に有効な対策及びグッズを紹介したいと思います。
マスクで耳が痛くならないための対策
○耳に触れる部分を覆う
マスクのゴム紐の部分にガーゼ、コットン、ティッシュ、医療用テープ(サージカルテープ)等を付け、マスクのゴム紐が耳に当たらないようにする方法です。
- 手順
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1.ガーゼやコットンを適当な大きさに切ります。
2.耳に裏に当たる部分の紐に巻き付けます。
3.巻き付けたら、取れないように医療用テープで止めて完成です。
○絆創膏を貼る
マスクを交換する度に柔らかいもので紐を覆うのは煩雑で面倒と思う方もおられるかも知れません。別のやり方として、マスク紐が耳に触れるところに絆創膏を貼って耳の裏を保護する方法もあります。
ガーゼの部分が広い絆創膏を使えば、痛みを緩和する効果がより増すでしょう。耳の大きさには個人差がありますので、自分に合ったサイズのものを使用すると良いでしょう。
○紐を伸ばす
ゴム紐が短いと、ゴムのキツさにより痛みが出る場合があります。引っ張る等してゴムをある程度伸びきらせると、ゴムが緩んでキツさを解消出来るでしょう。
○女性向け:ヘアピンや髪の毛で固定する
マスク紐を耳以外の箇所で固定することにより、痛みの原因となる耳への負荷を避けられます。例えば、髪型を真ん中分けの二つ結びにされている方の場合、ゴム紐を耳ではなく髪の毛に引っかけることが出来ます。他には、ヘアピン等を利用して頭髪部分にゴム紐を固定する方法もあるでしょう。これらは髪の毛の長い方に適した手段と言えます。
痛くならないグッズ
マスク着用に伴う痛みを防止するためのグッズも多数市販されています。これらを活用するのも有効でしょう。どのようなタイプのグッズがあるのか見ていきましょう。
○首の後ろで固定
マスク紐対策グッズには、首の後ろで紐を固定するタイプが存在します。
そのようなタイプについて、首の後ろが圧迫されて痛くなるのでは?という懸念を持たれるかも知れません。しかし、固定部分が柔らかい素材で作られており長さ調整可能な構造にもなっていることから、痛み対策には充分配慮されていると言えるでしょう。
○イヤーパッドで耳をガード
本来、イヤホン用に使われるイヤーパッドも、マスクによる耳の痛み防止に流用できます。
シリコンなど柔らかい素材のイヤーパッドを耳にかけ、その上にマスク紐を当てれば、紐が直接耳を圧迫することなく痛みを緩和できるでしょう。
他にも多種多様なタイプのマスク装着補助グッズが見受けられます。自分に合った使いやすいタイプを役立てれば、業務中のマスクに関する負担を大幅に軽減できることでしょう。
- ■まとめ
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看護現場で働くナースにとって、業務への集中は常に求められているものと言ってよろしいでしょう。マスクによる耳の痛みに心煩わされることなく、感染を起こさない、広げない、防止する観点を遵守しながら医療看護に従事していただければと思います。