No.287 ナースの平均月給はいくら? 月給をアップさせる方法とは
ナースの平均月給はいくらなのでしょうか。月給の意味や、ナースが月給をアップさせる方法について簡単に解説します。現在の月給に悩んでいる方や転職を考えている方など、ナースの月給事情について知りたい方必見です。
月給について
月給とは基本給と固定の手当を合わせた賃金のことで、労働の対価として毎月支払われるお金です。なお、月給にボーナスなどは含まれていません。月給に含まれている基本給とは報奨金や手当などを含まない、基本的な賃金のことです。
会社の場合、1年ごとに基本給をアップさせることが多く、勤続年数・スキル・会社への貢献度などにより決められています。基本給のアップは、従業員一人一人に対して行われます。
基本給と同じく月給に含まれている固定の手当とは、役職手当・住宅手当・家族手当・資格手当など月により金額が変動しない手当のことです。通勤手当・残業手当・ボーナス・報奨金などは月により金額が変動する可能性があるため、固定の手当には含まれません。
また月給と似た言葉で、月収という言葉も存在します。月収は、年収を12ヶ月分に分けた賃金のことです。年収は、ボーナスなどを含む1年間すべての給与です。そのため年収を割って出した月収と、毎月支払われる月給の金額は異なります。
言葉は似ていても、中身は違うため求人票などに記載がある場合はよく確認しましょう。
ナースの月給について
ナースの月給は、平均30万円とされています。初任給の場合はさらに低くなり、21万円程度が平均です。一般的に、ナースの基本給は1年間で4000円~5000円程度アップします。
ナースという同じ仕事であっても、地域・勤務先・経験・スキルなどによって月給に差が出ます。また男女別に見てみると、女性よりも男性の方が月給や年収がやや高くなっています。女性の場合は結婚や出産などにより、休職や離職を選択する人が多い傾向にあります。
これに対し、男性は結婚後も働き続ける人がほとんどです。そのため勤続年数による基本給のアップや結婚後の家族手当などにより、月給が女性よりも多くなっていると考えられます。
また年収において都市部は全国平均年収より金額が高く、九州や四国地方などは全国平均年収よりも金額が低い傾向にあります。
ナースが月給をアップさせる方法
ナースが月給をアップさせる方法をいくつか紹介します。
- 〇長く務める・実績を残す・職場の人たちから信頼を得るなどして、基本給をアップさせる
- 〇認定看護師など看護に関する資格を取得して、資格手当をもらう
- 〇昇進試験を受けて管理職などの役職に就き、役職手当をもらう
- 〇今よりも月給が高い職場へ転職する
転職する場合は、月給だけを見て職場を選ぶのはなるべく避けるようにしましょう。可能であれば職場見学をして、現場で働くナースの表情や様子を見ることをおすすめします。自身にとって理想の職場なのか事前に確認することで、転職の失敗を防ぐことにつながります。
- ■まとめ
- 今回は、ナースの月給についてご紹介しました。月給の意味やナースの平均月給について理解し、今後に役立てましょう。また転職をする際は求人票の月給と月収の言葉に気をつけ、よく確認して見ることが大切です。