No.319 ナースの相談は恥ずかしいことではない!
ナースの仕事をしていて、長らく相談をしていないから自分で解決するのが当たり前、相談することが恥ずかしいと思ってしまい、躊躇をしてしまう方もいらっしゃるでしょう。
また、自分の気質で子供の頃から相談はしないという方もいらっしゃると思います。
でも、少し考えてみてほしいのです。相談をすることは良いことに溢れています。
今回は、相談することへのメリットと相談の仕方までお伝えします。
相談することによるメリットとは
相談することのメリットは主に3つあります。ここでは、3つのメリットをご紹介します。
相談は解決することがゴールではない
相談することのメリットの1つ目は、「気持ちが楽になること」です。それは心理学的にも証明されています。
相談をすると「カタルシス効果」というものがあります。
カタルシス効果とは、感情を口に出すことで不安が緩和されるという効果です。
それが正しいものだとしても共感して貰えると安心感で気持ちが満たされます。
相談は解決策ありきだと考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、それは違います。問題は解決されなくても話を聞いて貰えることがゴールなのです。
何故なら、相談をすることで「誰かに相談をしたいという悩みや不安な気持ち」を解決できているからです。
相談をすることで本質が見える
相談することのメリットの2つ目は、新しい価値観に触れることができて、違う角度からのものの見方ができることで本質を掴むことができるということです。
例えば、仕事をしていて何か問題が起こった際に無意識のようにいつもと同じ思考で動いてしまい、失敗したという経験はありませんか。
その問題の本質を理解せずに動いてしまうと大きなトラブルに繋がります。
そこで、相談をするとどうでしょう。
他者の視点を取り入れることで本質が見えて、新たな視点から問題解決をしていくことができるかもしれません。
また、相談をすることで自分の考えが整理されて本質がわかるのです。
ひとりで悩む時間を短縮できる
相談することのメリットの3つ目は、ひとりで悩む時間を短縮できることです。
ナースの仕事をしていると専門的な質問があると思います。
そこで、自分で悩んで事実かわからない情報を伝えるとトラブルになります。
そこで、相談をすることで悩む時間を減らせ、トラブルになることも避けられるでしょう。
これは、自分で解決することを放棄するという訳ではありません。
相手の立場になり相談をするのです。
例えば、投げやりに「これどうすればよいですか?」と相談をするのではなく、「調べてみてみたのですが、これで合っていますか?」と相談することで相手も自分で考えて解決しなかったから相談してくれているのだと判断し、悪い気はしないでしょう。
相談の仕方にも工夫をすることで問題が解決されるのです。
- ■まとめ
- 今回は、相談することへのメリットと相談の仕方までお伝えしました。
このサイトでは、ナース専門のお悩み解決をしているので、相談をする前に一度チェックするのもよいでしょう。