No.78 汗くさくなってませんか? 看護師の汗対策
病棟の中は、患者さんが快適に過ごせるように空調で室温管理がされているものです。
基本的に横になっている患者さんにとって快適な室温は、常にバタバタと動き回っている看護師にとっては少し高め。
仕事をしていると汗ばんでしまうという人も多いでしょう。
その一方で看護師の仕事は、看護や介助などで患者さんと間近に接することも多いものです。
そんな場面で、自分が汗くさくなっていないか気になってしまった経験のある方も多いのでは?
今回は、看護師のための汗対策のポイントをお伝えします。
ムダ毛処理は一年中しっかりと!
汗のニオイが特に気になりやすいのは上半身。
ワキに汗をかきやすいのが悩みという方も多いでしょう。
「汗くさい」と表現されますが、実は汗そのものは無臭です。
汗くさくなるのは、汗が肌に長く留まることで、肌に細菌が繁殖してしまうため。
ムダ毛が多いと、汗が乾きにくくなり細菌の繁殖しやすい環境になってしまうため、汗のニオイも生じやすくなります。
冬場など肌の露出が少なくなる時期は、ワキのムダ毛処理を小まめにおこなわないという方もいるかもしれませんが、汗のニオイ対策には一年中きちんとムダ毛処理をおこなうのがおすすめ。
頻繁な自己処理が煩わしいという方は、レーザー脱毛などに頼るのも手です。
こまめな汗の拭き取りがニオイ対策のカギ
汗をかいてから、細菌が繁殖してニオイが発生しはじめるまでにはだいたい1~2時間程度と言われています。
その日の仕事の忙しさなどによっては難しい場合もあると思いますが、できれば1時間ごとを目安に汗を拭き取るのがニオイ対策になります。
今は汗ふきシートや制汗シートにもさまざまな商品が発売されているので、いろいろ試して好みに合うものを見つけてみてはいかがでしょうか。
勤務中持ち歩いていればトイレのタイミングなどちょっとしたときに小まめに汗のケアができますよ。
脇パッドは汗ジミ対策にも
ニオイとともに気になるのが、脇の汗ジミ。
ナース服の色などによっては汗ジミがくっきりと目立ってしまうのが悩ましいところです。
そんな汗ジミ対策にも、そしてもちろん脇汗のニオイ対策にも役立ってくれるのが脇パッドです。
愛用しているという看護師の方も多いかもしれませんね。
忙しくてなかなか小まめに汗ふきができないという方にも強い味方となってくれるはずです。
脇パッドにも衣類に貼るタイプ、肌に貼るタイプなど使い捨てのものから、洗って繰り返し使えるものまでさまざまな種類があります。
こちらも自分に合うものを見つけたいですね。
看護師の汗対策についてお伝えしました。
こうした対策をおこなってもニオイが気になってしまう場合は、多汗症やワキガの可能性もあります。
気になる場合は一度専門医を受診してみることをおすすめします。