No.12 「話が違う!?」とならないための医療系転職の注意点
ちょっとまって! その転職先は本当に良い職場?
医者に看護婦に介護士など、専門的な知識と高い技術が必要とされる医療系のお仕事。
人の命を預かるだけに仕事の内容は厳しく、チームプレイが多いことから人間関係のトラブルも多くて、就職をしてみたものの「もう、職場を変えたい!」と転職を考えることも少なくないでしょう。
しかし、いざ転職を計画しようにも、「一度失敗しているだけに転職先選びはなかなか難しい……。」という人も多いようです。
また、結婚をして子供を持った後の再就職では、子供の面倒を見るために仕事をセーブしなくてはならないので、選べる職場も限られてしまいます。
ちょうど良い条件の職場を見つけて再就職したはずなのに、思わぬ仕事を要求されて、「こんなはずじゃなかった!」と後悔をすることもある医療系の職場。
どうすれば満足のいく転職ができるのでしょうか?
転職先選びの注意点と嘘を見分けるポイントは?
高齢化で介護や医療を必要とする人が増えているのに、少子化で人手が不足していて、勤務が過酷な医療系の労働者が確保できないのが、日本の社会の現状です。
病院などの医療施設としては何とか人手を確保しようと躍起になり、わざと入職条件を良くしておいて、就職後に全く違う就業条件をつきつけるなどのブラックな雇用主もいます。
転職は時間がかかりますし、何度もできるものではありませんから、そんなことのないように成功させたいですね。
希望する再就職先との面接の場は、就業条件をお互いに確認する大事な機会です。手元に求人票を用意して、
- 給与額
- 休日数
- 夜勤や残業の有無
- 福利厚生
この時一番大事なポイントは、面接の場で面接者に見えるようにメモを取ることです。
「求人票には基本給25万円と書かれていたのに、就職したら基本給にあらかじめ残業代が含まれていると言われた」とか、「夜勤はないという条件で応募したのに、就職したら人手が無いから夜勤のローテーションに組み込まれていた」などのトラブルのほとんどは、面接時に自分が記録を残していないと対応ができません。
しっかりメモを取っていることで「私は騙されません!」というしっかり者のアピールができるので、相手方も誠実な対応をしてくれることが期待できますよ。
医療系の求人サイトも上手に利用しましょう
病院にホームページがある場合は必ずチェックして、求人票の内容と違いがないのか、話を盛っていないのかを確認するのもよいでしょう。
後々もめたりせず、本当に安心して働ける再就職先を選びたいのであれば、看護婦求人誌サイトのような医療系の求人サイトに、第三者として間に入ってもらうのもおすすめです。
こういったサイトでは公平な立場で仕事を仲介してくれますし、入職条件を箇条書きにして、相手と自分双方のサインを求めて書面化してくれます。
そのため、後になって「話が違う」となるリスクを最小限に抑えることができます。
医療系のお仕事は専門的なだけにキャリアアップが望める、やりがいのある素晴らしいお仕事です。
転職先選びを賢く乗り切って、長くお勤めできる良い職場が見つけましょう。