No.169 不快感を与えないための看護師の身だしなみ
どんな仕事でも身だしなみを整えることはとても大切です。特に看護師という職業はどうしても人と身近に接する必要があり、看護する相手へ不快な印象を与えてしまうと、看護業務を円滑に進めていくことが難しくなります。
看護師さんが身だしなみで注意する点!
注意して気を配る身だしなみの中には、相手へ「不快な思い」をさせない為のポイントがいくつかあります。それでは具体的に見ていきましょう。
男性編:髭の処理
髭をファッションの一部として扱っている男性は、一定数いるかと思います。確かに綺麗に整えられた髭が与える印象は、肯定的に捉えてもらえることもありますが、こと看護の現場においては、それでも相手へ不快な印象を与えてしまうリスクがあります。
男性は女性に比べ仕事が忙しくなると、ついつい不精髭になってしまうなど、自身の身だしなみを疎かにする傾向がありますから、意識して髭の手入れを行い、不快感を与えないよう努める必要があります。
女性編:メイク
女性の看護師は、仕事柄、派手な化粧をするわけにもいきませんが、患者さんへの安心感を与えるという意味でも、全く化粧を行わないというわけにもいけません。メイクは肌の状態を安定させる目的のスキンケアを中心とし、明るい印象を与えるナチュラルメイクを心がけると、不快な印象を与えることなく、患者さんへ接することができます。
化粧でポイントになるメイクのナチュラル度合ですが、ブラウンやベージュなどのシャドウなど、自然に近い色のアイテムを選んで、厚く塗り過ぎないよう意識し、化粧崩れなども目立つことの無いようにするのがコツです。その為にもスキンケアをきちんと行い、化粧の持ち自体を良くするよう心がけることが大切です。
男女共通編:制汗対応
看護師の仕事というのは、基本的に肉体労働です。仕事のほとんどの時間において、座っていることは少ないため、どうしても汗をかいてしまうものです。このため、身だしなみとして制汗対応を誤ってしまうと、患者さんへ不快感を与えてしまうことになります。
例えば、強めの香りを使って汗を消すような制汗対応はNGといえるでしょう。
基本的にはマメな汗の拭き取りから、適度な着替え、ベビーパウダーなどで皮脂を抑える等といったケアと、各種制汗アイテムを併用することがベストな制汗対応言えます。
特に汗の影響は視覚的に分かりづらいものですし、自分自身ではなかなか気づきにくいのですが、身だしなみとして考えた場合、かなり重要度の高いポイントになると意識することが大切です。