No.170 看護師の笑顔にはパワーが宿る!!
「笑顔」には人間の心身に良い効果があるとして、様々な分野からその効果が注目されています。日本には昔から「笑う門には福来る」ということわざがありますが、これは昔から人々が「笑顔」には何らかの良い効果があると理解していた証拠だと言えます。
笑顔の効果
「笑顔」が相手に好印象を与えるといった事は、一般的にも知られている効果です。看護師に限ったことではありませんが、人間関係や仕事関係でストレスを感じると、さまざまなストレスホルモンが分泌され、睡眠障害や食欲不振・発疹など身体にさまざまな影響が出てきます。
「笑顔」にはこのストレスホルモンの分泌を減少させる働きがあると言われています。ストレスの解消にはいろいろありますが、今すぐ簡単に始められるのが笑顔なのです。ですが悩みやストレスなどを抱えているとき「こんな時に笑顔なんてなれない・・・」と思う人は多いでしょう。そんな時こそ「笑顔になれていないから余計にストレスが溜まる」と考えられているのです。
「笑顔」にはリラックスを司る副交感神経の働きを活発化させる効果があり、自律神経のバランスを取り戻させる効果があるといわれています。病院や医療機関などに来訪や入院をしている患者さんは、体調の問題や不安を抱えている場合が多いことでしょう。看護師が笑顔になりリラックスすることで、不安感を抱いている患者さんに安心感を与える事ができます。
美容効果もある笑顔
「笑顔」は顔のたるみやしわの防止にもなると言われています。20代も後半にもなると女性は目じりのしわや、ほうれい線が気になり出し、中にはしわが増えるので笑わないようにしているといったことも聞いた事があります。実はそれは逆効果なのです。
しわは乾燥と肌内部のコラーゲン組織が弱くなってきた時に出来ます。また顔の筋肉の衰えもしわができる大きな原因の一つです。乾燥の対策やコラーゲンの補給はサプリメントやスキンケア用品でもできますが、筋肉の衰えを防ぐには運動が必要となってきます。
しわを恐れて笑顔を忘れてしまうと、顔の筋肉はますます衰えてしまうだけではなく、たるみまでも増えてしまいます。たるみを引き締めるエクササイズはいくつかありますが「笑顔」は表情筋全てを一度に使う事ができ、効率よく表情筋を鍛える事ができます。毎日笑顔を心がけていればいつの間にか顔のしわやたるみも改善しているでしょう。
- ■まとめ
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ここまで見てきたように「笑顔」の効果はさまざまですが良い効果が多くあります。笑顔には連鎖する特性を持っています。看護師が笑顔でいる事で、患者さんにも笑顔が生まれさまざまな良い効果が生まれてくるでしょう。患者さんの為にも自信の為にも、まずは笑顔でいる事を心がけたいですね。