No.197 ナースが業務で必要な物品
看護学校や養成校を卒業して4月から病院等に就職が決まった看護師(ナース)にとって「何を準備したら良いか」を考えている方も多いことでしょう。今回は、看護師に必要な物品から白衣やシューズなども含めて見ていきたいと思います。
看護師の白衣とシューズについて
○白衣
白衣は、毎日着るものなので機能性を考えて選びましょう。病院によっては、色や形などが決まっていますので確認しましょう。
○ナースシューズ
看護師は、立ち仕事が多いので疲れにくいもので、現場を動き回るのに足に負担をかけない機能面を重視するとともに滑りにくい素材を使用したシューズを選ぶと良いでしょう。
看護師が持ち歩いているものとは?
看護師が日々の業務で常に持ち歩いているものを下記で紹介していきましょう。
○聴診器
看護師にとって毎日、頻繁に使用するものですね。軽量で使いやすさを重視して選ぶと良いでしょう。
○ナースウォッチ
時計は、業務のスケジュール管理をするだけでなく、脈拍を測ったり、点滴の落下速度を調整したり、落下防止や置き忘れ予防のためストラップ付きが多く使用されています。病院によって腕時計は、ケアの際、患者の皮膚を傷つけてしまうこともあり衛生的(感染症)にも悪いとの理由から禁止されている病院もあります。
○タイマー付き電卓
点滴の落下速度の計算や患者の点滴の終了時間をタイマーでセットしておくことで、アラームで教えてくれる機能が付いています。
○メモ帳(手帳)
何かとメモを取る機会が多く、申し送りの内容や患者の様子・バイタルなどをメモします。出来ればポケットに入るA6サイズが良いでしょう。
○ボールペンや油性ペン
ボールペンは、記録をする上で必需品です。出来れば予備にもう1本と蛍光ペンも持っていると良いでしょう。
○はさみ
医療用のはさみは、安全に配慮されていて、刃の先に保護ガードが付いているので身体に先端が当たっても傷が付かないようになっています。落下防止や置き忘れ予防のためストラップ付きが多く使用されています。
○ペンライト
夜間の巡回や急変時には、瞳孔や口腔内の確認する際に使用します。軽量ラバー調で手に馴染み、ライトは明るすぎないソフトLEDで、落下防止や置き忘れ予防のためストラップ付きがよく使用されます。
○携帯用ハンコ
看護師の業務でハンコは、いろいろな書類やケアのチェック表などの確認印として、また、病院によっては、紙のカルテを使用している場合、押印する機会が多くなります。携帯ハンコの種類は、朱肉が付いたものと、ボールペンにハンコが付いたものなど便利なものがあります。携帯ハンコが規則で使えない病院もありますので確認しましょう。
看護師の持ち物は意外と多いものですね。ポケットに入れるのはかさばるため、最小限にし、ポーチ等に入れて電子カルテにかけたりと工夫しています。
- ■まとめ
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看護師の使用する必要物品は、病院によっては、規則などで決まっている場合がありますので確認しましょう。また、先輩看護師からのアドバイスも参考にすると良いでしょう。