No.203 先輩ナースから信頼される髪型とは
ナースの毎日は忙しいものです。特に出勤前は、バタバタとしてしまう方も多いのではないでしょうか。そのような中でも、髪型に関しては手を抜くわけにはいきません。今回は、患者さんや、先輩ナースからも信頼されるような髪型を中心にお話しを進めていきましょう。
敬遠される髪型
信頼されるような髪型を見る前に、まずは、敬遠される髪型について説明します。ほとんどの病院でナースキャップが廃止されたことで、以前に比べると髪型も自由になってきました。
いくら自由な髪型で良いといっても、ナースが勤める場所は病院です。不衛生に見えるような髪は医療従事者として論外です。いくら疲れているからといって、シャワーも浴びずに寝てしまうことで、整髪料が前日のままではとても不潔に見えてしまいます。
続いては、髪をまとめる装飾が派手な人です。「たかがヘアゴムぐらい」と思われるかもしれませんが、不安な中にいる患者さんからとって、ナースが派手なヘアゴムをしているのを見ると、あまり良い気分はしないものです。
「印象」とは、それから先の人間関係を形成していく上でとても大切なものです。その印象が悪いことで、患者さんとの良い関係を築けなかったり、先輩ナースから目を付けられたりすると、ご自身の力が発揮できなくなってしまいます。たかがヘアゴムと思わないで、印象の良い黒や紺を使用するようにしましょう。
先輩ナースからのウケも良い髪型とは
ナースのヘアスタイルにおいて最優先したいポイントは「清潔感」や「好印象」です。ナースの職場である医療機関は、世代や生活環境を問わずあらゆる人々が訪れる場所です。性別・年代・職業など問わず、全ての人に好感を持っていただけるようなヘアスタイルを目指す必要があります。
髪型を決めるにあたっては、まず「就業規則」を確認しましょう。就業規則の中には、髪の色や髪を縛るゴムの色などを細かく規定している職場もあるはずです。就業規則を守ることは、その職場で働く職員としては当然のことなので、規則に反しないよう気を付けましょう。
就業規則が細かく決められていない場合は、長い髪の場合、後ろで1つにまとめるか、お団子などにしてスタイリング剤などを用いて乱れないようにしましょう。ショートの方は、ボサボサの状態では清潔な印象を与えません。こちらも、スタイリング剤を用いてスッキリと見せる工夫をしましょう。
また、髪の色も重要なポイントです。明るすぎる色は派手な印象を与えてしまうので、落ち着いた茶色程度に留めておきましょう。明るすぎる色のデメリットは、奇抜な印象を与えるだけではなく、伸びてきた時の根本との境目が、だらしない印象を与えてしまうこともあるのです。
- ■まとめ
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「ナースは見た目よりも人柄」と、価値観を持っておられる方もいらっしゃいますが、人の印象は目に入ってきた情報で、ある程度補正されてしまうことも事実です。患者さんや先輩ナースに良い印象を持っていただけるためにも、髪型はスッキリとさせたいものです。