No.207 ナースに必要な物品とは?~現場に出て役立つもの~
ナースの方々は医療現場の最前線で戦っています。厳密には看護師さんですが白衣の天使という別名を持ちながら業務を日々こなしているのです。今回はナースに必要な物品について紹介します。
定番中の定番
まずは、現場に出てすぐ使える物品について紹介しておきましょう。ナースに必要なアイテムですし、一つでも欠けたら本当に仕事にすらなりませんので、業務に入る前には一つでも欠けているのが無いかをチェックして、欠品とならないよう調達するという習慣を付けておきたいものです。
①印鑑
書類系に自分が承認したという記録を残すのに最適なアイテムで、ダブルチェックをした時やケア等といった確認系の印鑑としても活躍してくれるでしょう。ただ、通常の認印ではなく携帯型のハンコを常備しておきたいものです。
②聴診器
医師が持つというのが一般的ですが、ナースも常備しています。オペ室等といったごく限られた範囲での場所では使用しませんが、それ以外の場所ならば活躍の場は広いでしょう。低音と高音の両方を聞き分けることができるタイプが理想ですが、小児科に関してはそれ相応のものが最適でしょう。
③バインダー
ワークシートの記入や同意書の記入のほか、机が無い場合書く環境を提供できるほか、ワークシートなど各種資料を持ち運びするときに便利ですね。
④ナースウォッチ
いわゆる懐中時計で、鉄道員が持つのとは別タイプになりますがアナログ式で時間の確認がしやすいという意味でも、需要はまだまだ高いようです。
それ以外にも呼吸数や脈拍等を測ったりするときに重宝します。実際に選ぶとしたら、持ち運びが容易なポケットタイプです。防水機能であることから、水回りで仕事をする機会があるナースには評判が良いでしょう。
⑤ポケットメモ
手頃なサイズゆえに利便性のあるメモ帳です。仕事の手順や上司からの話をまとめるときや患者のバイタルや伝言、困ったこと等もこのメモ帳に記入しておきましょう。
⑥ボールペン
3色ボールペン(赤・青・黒)のもので、キャップ式だと蓋の紛失リスクが高いためノック式を選びましょう。ただし、書いたは良いが乾燥時間がかかるゲルインク式や正式な文章を書くのに不整記入の恐れがある消せるインク式のものは避けておきましょう。
病棟常備もいいけど、やっぱり・・・
次は、現場で常備しながらも自分で別途調達しておきたい物品です。もし仮に現場にあるはずのものが無い場合、他の現場まで行かなくても自分で用意しておけば、探す手間を省くので効率よく業務を遂行できるでしょう。
①はさみ
テープはもとより、ネームバンドやドレッシング材といったものをカットするのに便利です。安全ガードが標準装備され、尚且つ錆に強いフッ素で加工されているものを使うと良いでしょう。
②駆血帯
患者さんの採血や点滴ルートの挿入をするときに便利で、ピンチ付やバンドタイプのものが使い勝手が良いでしょう。片手で使えるという意味でもすぐ対応できるというのが利点です。しかし、ゴムチューブのものはラテックスフリーのものを使うのが望ましいでしょう。
③ペンライト
瞳孔の確認(スケールやメモリーが付いているものが望ましい)をしたり、口腔内など光を当てなければ見えるのが難しい部分の観察を行う時や、夜勤の際、懐中電灯が無い場合に重宝します。クリップがあると落とす心配がなくなります。
④タイマー付き電卓
点滴の開始と終了を測定するほか、バイタルチェックの感覚を把握しやすくすることがタイマーとしての目的で、点滴の速度等を計算するときに使うのが電卓としての役割を兼ねているので、サイズは細長いものでポケットに入りやすい大きさが適しています。
新人さんはこれを持ちましょう!
①ペンケース(白衣ポケット用)
ボールペンやハサミ等といった物品を1ヶ所に集約する時に便利で、洗濯等をする際に入れ替えやすいというのが利点ですが、自分の白衣が支給された後、サイズに見合った大きさのものを選んでから購入しておくと良いでしょう。
②ポーチ(白衣用)
前述のペンケースがいっぱいになった時、もう1つのケースとして活躍してくれます。手袋やアルコール消毒液等を持ち運ぶ時に便利で、看護師さんとしては仕事を覚えるために欠かせない存在です。しかし、病院によっては使うことがない(ポーチの所持が禁止されている)事があるため前もって確認しておきたいものです。
- ■まとめ
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ナースの方々が持っておくと困ることがない物品を紹介しましたが、特に新人さんは持つものが多いでしょうが、経験を積んでいくことによって毎日の業務に欠かすことが出来ない存在へとなっていくことでしょう。