No.212 清潔感のある身だしなみでナースとしての好印象と信頼を得る
ナースは服務規律で身だしなみが細かく定められ、職場によっては服装、髪型、化粧、爪などについて守るべき決まりごとを設けているところもあるようです。清潔感と好印象により、患者さんから信頼を寄せられるためにできる、ナースの身だしなみについて調べていきましょう。
看護師の仕事
看護師は、患者さんが診療や入院生活を過ごしやすいようにするため、傷病者の療養上の世話や観察した判断を医師の指示の下に行い、患者さんの生命と生活を支えています。医療機関の他に訪問看護や福祉関連施設などでも活躍しています。
看護師になるには
高校や看護学校などで専門的な養成教育を受け、卒業後に厚生労働省の定める保健師助産師看護師法による国家試験に合格して看護師免許を取得することが必要です。
信頼される看護師とは
看護師のイメージとして、まず清潔感を挙げる方が多いことでしょう。信頼される看護師となるにはそれに加えて、身だしなみや言葉遣いへの配慮も求められます。そういった点が患者さんに与える印象は大きく、良好な関係を構築していく上で重要となるわけです。
○身だしなみと言葉遣いが出来ていなければ信頼されない。
医療に対する知識が豊富で技術力が高い看護師でも、それに相応しい身だしなみや言葉遣いに気を配るべきでしょう。そういったところがしっかり出来ていなければ、初対面の患者さんと接した時に不快な印象を与えてしまい、だらしないと思われて信頼を得られません。
○看護師のイメージが病院のイメージになる。
看護師は、清潔感があり、老若男女問わず誰からも好感が持てる人物であることが望まれます。ハードな仕事や、夜勤と長時間労働などの激務で服装や髪型が乱れやすくなりがちですが、身だしなみや言動には常に注意を払っておきたいものです。
些細な点でも、身だしなみが出来ていない看護師や言葉遣いが悪い看護師などといった悪いイメージを患者さんに与えてしまい、それが病院全体のイメージに繋がりかねないのです。
看護師らしい身だしなみを整えるための要点
医療の仕事では、他の職業よりも厳しく清潔感が重視されます。看護師に適した身だしなみが出来ているか確認しましょう。
○髪型
長い髪の場合は乱れないように後ろでまとめ、ショートの場合はボサボサしたり寝癖が残ったりしないよう気を付け、清潔な印象を持たれるようにします。髪が伸びた状態ではだらしないイメージを与えてしまうので、定期的に整えるようにしましょう。
染める場合には、茶色など落ち着いた色を用いましょう。あまり明るい色に染めると奇抜な印象を与えてしまいます。
○化粧
ボサボサの眉や肌荒れ、額や鼻脂のテカテカ状態は、清潔感を欠いてしまいます。面倒でも、メイクは毎日した方が良いでしょう。
色移りしそうな濃いメイクは避け、アイメイクや口紅なども奇抜な色味は控えるべきです。顔色がカバーできる程度のナチュラルメイクを心掛ければ、看護師らしいメイクに仕上がります。
○服装
ナース服は白や薄いピンク・水色など淡色のタイプが多く、汚れが目立ちやすくなっています。そのため、こまめな洗濯が必要です。
何度も洗濯するうちにシワが目立ってきます。定期的にクリーニングに出すことで改善できますので、利用すると良いでしょう。
ボタンの取れた状態やほつれなどは、だらしなく見えてしまいますのでその都度直しましょう。
○ナースシューズ
ナースシューズのかかと履きはしないよう気を付けましょう。
ストッキング・タイツの色味は先輩や同僚を参考にし、目立ちすぎない色で伝線と毛玉が目立たないよう気を配ることが大切です。
○アクセサリー
派手なアクセサリーは、看護師の職場にそぐわないだけでなく医療事故になる可能性があります。安心して診療に集中できることを最優先し、華やかなおしゃれや流行のお化粧をして働きたいという気持ちは抑え、医療従事者としての自覚を持つようにしましょう。
- ■まとめ
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ナースは清潔にさえしていれば外見を気にする必要はない、見た目よりも人柄と言う価値観を持っている方がいるかも知れません。しかし目に入ってきた印象で人格的なイメージが判断されてしまうことは事実です。感じの良い印象によって看護師としての信頼が得られることを目標に日頃から身だしなみやの会話への気配りを心掛けましょう。