No.8 働いてから実感した看護師になってよかったこと
「看護師になってよかった」と感じている人は多くいます。
仕事をしている場面やプライベートの時間など人によってさまざまですが、たくさんのやりがいや魅力を感じることができる素敵な職業です。
では、どんな時によかったと感じているのでしょうか。
待遇面でよかったこと
病院や施設など働いている場所で異なりますが、給料が多いという意見が多いです。
夜勤勤務があり、時間も不規則なうえに業務も多く複雑であるため当然のことかもしれませんが、しっかりと反映されているといえます。
不況などに影響されにくく、安定した収入が得られます。
看護師が働ける場は、病院や診療所、老人施設など多岐にわたるので、結婚や出産、引っ越しなどで退職することになっても再就職に困ることが少なく、転職や再就職が比較的容易です。
また、何年か専業主婦などでブランクがあったとしても復帰することができます。
施設によっては託児所が完備されているので子育てとの両立が可能です。
勤務体制も日勤のみや夜勤のみなど選択肢がたくさんあるので、生活状況に応じて選ぶこともできます。
精神面での喜び
看護師は、患者のために最善を尽くして関わっていく仕事です。
患者が回復することや笑顔で退院していく姿を見ると、こちらまで嬉しい気持ちがわいてきます。
また、看護師は人間の生死を身近に体験します。
出産にかかわる場合は、生命の誕生に立ちあえることができるので感動を与えられます。
一方で、死に関わった際には、人間としての在り方や人生について深く考える機会になり、命の大切さを再認識できます。
激務の中でも、患者から頼りにされたり「ありがとう」など感謝の言葉や気持ちを伝えられると、今までの疲労や辛かったことを乗り越えて「これからも頑張ろう」という気持ちにさせてくれます。
人の役に立っていることを感じられるからこそ、やりがいのある仕事と思えるのかもしれませんね。
自分自身が向上できる
看護師としての知識や技術の勉強を常に行わなければいけないので大変なこともありますが、その分自分自身を向上していくことができます。
また、人との関わりの中から人間としても磨かれていけるので、自分の努力次第でどんどん成長します。
看護師として自信を持てば、近くで倒れている人や体調が悪い人がいるときに対応できる勇気と行動力が身につきます。
また、1人の人間として自信を持つことにもつながり、看護師で身につけた技術が、身の回りで役に立つことに「よかった」と思う看護師が多くいます。
看護師は、家族や友人に何かあったときに“医療の専門家”として協力しながら支えることが可能であり、周囲の人にとっても心強い存在になります。
また、出産や子育ての時や病気になったときなどにどうすればよいかの判断や適切な対応をすることができます。
自分の持っている知識が、仕事から外れた日常生活においても、身近な大切な人たちの中でも大変役に立てるということは、看護師に共通する喜びと言えるでしょう。