No.110 職場で長く働き続けるために~看護師は目標設定が大切
看護師の離職が問題になっている現状があります。
労働時間、労働時間に見合った給料、職務内容における責任の重さ、過労死を招きかねない労働内容など、病院側の問題もあります。
しかし、看護師側としては勤続年数に沿った目標設定を立てることでより充実感が得られるようです。
看護師の目標設定のポイントをお伝えします。
1年目の場合の目標設定
看護師になりたての場合であっても、目標設定をすることで仕事に集中できそうです。このような目標設定が考えられそうです。
- 所属部署についての知識
- 社会人としてのマナー
- 共に働く人々とのメンバーシップ
- 看護ケアの実践についての知識
- 病院や病棟の機能や雰囲気に慣れる
- 感染症などの経路についての知識
自分が不得意とする部分については得意となるように設定し、得意とする分野についてはより高めるように目標設定するのがポイントです。
目標設定は毎年改良
2年目になれば、1年目についての目標について、項目を増やしたり減らしたりしながら、新しい目標を設定していくことになります。
上司からの評価のほかに、自己評価欄も設定しておくのもポイントです。
たとえ上司からの評価が高くても、自己評価が低い場合は看護師の仕事に不満を持ちがちになるからです。
上司からの評価も自己評価も満足のいくものになるような目標設定を立てていくようにします。
中堅看護師の目標設定
中堅看護師になると、日々の看護ケアには慣れてくるので、より広い範囲での目標をたてていくことがポイントです。
- 病院に対する要望
- 組織への貢献
- 人間関係
- 専門性の追求ができる職場かどうか
- 給与体系や昇進体系
- 専門職としての満足度(給料、やりがい、新しい資格取得など)
目標設定しても結果がコミットしない場合
目標設定をしても、自分の頑張りに対する給料、人間関係、業務内容などがうまくコミットしないこともあります。
その場合、職場を変えてみるのも1つです。看護師に向いていないと思うのは危険です。
単にその職場がご自身に見合っていないだけのことがあるからです。
看護師に特化した人材派遣サイトでは、コンサルタントが看護師の要望に合った職場を紹介してくれます。
看護師の資格を無駄にしないためにも、転職も視野にいれるのをおすすめします。