No.126 看護師の労働環境~仕事の士気が下がる?その理由は?
看護師の労働環境が問題になっています。一番の問題は、夜勤にありそうです。看護師の労働環境が悪いことで、看護師にどんな悪影響を及ぼしているのか、ポイントとともにお伝えします。
他の仕事と比較してみると?
看護師の仕事以外の職種の女性と比較した場合、いくつかの違いがあります。まずは休日の過ごし方の違いです。看護師の多くの人は、休日を寝て過ごすという人が多いようです。一般職の人は、休日は友人や恋人などと外出して楽しむのに対し、看護師がいかに疲れているのかが分かる一面です。
精神的疲労感が強いのが看護師
看護師の仕事は、一般の仕事と比較した場合お給料がいいと言われています。しかし、一方で精神的疲労感が強いのも看護師の仕事の特徴です。他の職種では、やりがいのなさを感じるという精神的苦痛に対し、看護師は精神的疲労が重なることで、看護師の仕事に自信が持てなくなっています。つまり、仕事そのものはいい仕事だと自負しているにもかかわらず、夜勤や残業などで体が悲鳴をあげている状態になりがちだということになります。
精神的疲労の結果どうなるの?
看護師1年目の人に多いのが、精神的疲労のようです。しかし、2年目、3年目にまで精神的疲労が続くことになれば、体調不良が起ってきます。そうなると、結婚適齢期であるにもかかわらず、独身でいることにもつながっていきます。そうなると看護師という仕事に対する士気の低下が起ってきます。看護師は転職が当たり前だと言われているようですが、看護師の転職が当たり前になっている事自体が問題であることを認識する必要がありそうです。
休日を有効に使える様な働き方を
休日は寝て過ごすという場合、それは完全に過労を表しています。休日は不足する睡眠の補充するためのものではありません。結婚すれば、家族のために使う時間にもなります。体力がないからだと言ってしまえば、それは看護師の独身女性を増やすことにつながります。体力のある人だけが結婚できるのが看護師の仕事だなんて思われたくないですよね。高い給料をもらっているのだから、これくらい働いても当然だという風潮を見直す必要があります。
仕事が多いと感じたら上司に相談
もし、今の職場で仕事が多いと感じた場合、まずは上司に相談してみましょう。無駄な残業や早出などで疲労していることもあります。もし、理解のない上司で、仕事ができないからだなどありえない対応を取られてしまうなどした場合、転職も視野に入れておきましょう。看護師専門の人材紹介会社がおすすめです。その前に、精神的疲労感は、労働時間なのか、仕事量なのか、人間関係なのか、労働量に見合わない給料の低さなのかなど、細かな点についてもセルフチェックしておくのをおすすめします。