No.132 カラオケなんて疲れるだけ?ストレス解消には歌がいい理由
看護師の仕事は、日々新しい患者様やその家族と接するため、ストレスがたまりがちです。ストレスを溜め込むと体調不良にもつながり、仕事にも悪影響を及ぼしかねません。そこで、ストレス解消には歌をおすすめします。ストレス解消に歌がいい理由もお伝えします。
ストレスがたまると怖い?
そもそも、ストレスは体にとれば生命をおびやかす信号だといえます。そのため、ストレスを感じる副腎からコルチゾールという物質が多く分泌されます。コルチゾールが増えると、免疫力が低下し内蔵機能の不調、肌の不調、気分の低下などを引き起こします。さらに、インスリンの分泌も減るので血糖値が高くなる傾向があります。血糖値が高くなると、動脈硬化、心筋梗塞などのリスクを伴う糖尿病になりやすい体質になってしまいがちです。そのため、ストレスは軽く溜まった時から発散しておく必要があります。こんな症状の時はストレスフルだと言えるでしょう。
- 胃腸の調子が悪い:胃が痛い、便秘が続くなど
- お肌の調子が悪い
- 頭皮の調子が悪い
- 疲れやすい
- イライラしやすい
- 甘い物や脂っこいものを好んでしまう
軽いストレスの状態から、ゼロにするようにしておけば、ストレスからくる病気にはなりにくい体質になります。そこでおすすめが歌です。
なぜ歌うとストレスが減るのか?
歌うことで、顔の表情筋肉やあごの筋肉が使われます。
その結果、唾液が増えることになります。唾液が増えれば免疫力があがりますし、虫歯や歯槽膿漏になりにくくなります。歯槽膿漏の膿が体内に入ると糖尿病や動脈硬化などの全身疾患にもつながると言われています。
また、歌うことで副交感神経が優位になってきます。看護の仕事中は交感神経が優位になっているので常に緊張状態になっています。そのまま過ごしてしまうことで、いつまでも副交感神経が優位になることは少なくなっていきます。そうなるとある日突然、副交感神経がいきなり優位になるなど自律神経失調症になったりします。
コルチゾールも減る~歌うメリット
免疫力を下げるコルチゾール、歌を歌うことでコルチゾールも減ると言われています。おすすめはカラオケです。部屋で歌うのもいいのですが、思いっきり感情を発散させ、喉、お腹、表情筋を使うことでかなりのストレス軽減効果が得られそうです。職場にカラオケ仲間を作っておき、定期的にカラオケをすることでリフレッシュできるでしょう。もし、仲間がいなければ、1人カラオケもおすすめです。