No.151 看護師の必需品 ~マスク~
そろそろ乾燥が気になる季節となってきましたが、看護師は季節に関係なくマスクを使用することが多いものですが、なぜマスクをするのかといったことをキチンと理解することも大切ですよね?
今回は看護師の必需品ともいえるマスクについてあらためて確認していきましょう。
マスクが必要なワケ
看護師が働く場所、病院やメディカルセンターなどには病気の患者さんが集まるため、会話、咳、くしゃみなどで病気の要因となるウイルスが多く漂っていて、このため病人、患者の看護をしている看護師にまで感染してしまう可能性が高いとされています。
マスクを付けることは感染防止の1つで大事な行為となっています。マスクを付けるだけで看護師の感染確率の上昇を防ぎ、患者さんへ安定した看護を提供する目的があるといえるでしょう。
マスクにはデメリットもある?
上記ではマスクのメリットを紹介しましたが、逆にデメリットもあります。それは、マスクは顔を覆ってしまうので、表情が見えにくいとされている点となります。看護師の患者に対する気持ちや表情などが、伝えにくくなってしまうことは、不要な不安を与えてしまう可能性があります。
また、相手側に声が聞こえにくくなってしまうことから、患者さんに身体などを使い表現したり、耳元まで顔を近づけ会話をするといった行為をしなければなりません。このため患者さんによっては不快感を覚える方もいることも、理解してくといいでしょう。
使い捨てマスクの交換のタイミングと捨て方は?
市販で売られている不織布マスクには使い捨てとなっています。皆さんはどれくらいの頻度でマスクを交換されているのでしょうか。ある調査によれば1日に1枚使って交換という人が55%を占めているようです。
前述の厚生省の資料によると、やはりマスクは1日1枚程度の使用が良いとされています。再使用することはないようにしましょう。
そして、マスクの外す時、捨てる時にもできるだけ気を付けなければいけない点があります。
しばらく使用したマスクにはウイルスなどが多く付着している恐れがありますので、マスクの表面には触れないよう外すことが第一です。そして、捨てる時にはビニール袋に入れて、口を閉じて捨てるのが望ましい方法とされます。
まとめ
マスクが看護師にとって必需品なのは、既にご理解されているところであるとは思いますが、医療の現場に携わるものとして、その取り扱いのポイントを押えておくことは、院内感染を未然に防ぐとともに、患者さんの健康と合わせて看護師自身の体をまもるためにも必要な知識であることを肝に銘じたいものです。
この他、看護師として気になる事を調べている方、看護師になりたくていろいろとお調べの方がいましたら、メディカルジョブセンターまでお問い合わせください。