No.153 増える男性看護師の力
近年、病院でもよく見かける男性看護師。女性のお仕事の1つと思われていた看護師が、今では男性も数多く活躍するお仕事になってきていて、年々増えているような感じをさせています。
今回はなぜ看護師というお仕事に男性が参加したのか、その理由について調べていきたいと思います。そして、男性看護師の将来性はどうなっているのかをチェックしてみましょう。
男性が看護師として働くようになったきっかけ
男性はなぜ看護師として働くようになったのか調べてみると、そこには1985年にできた
、「男女雇用機会均等法」という法律が見つかりました。
その法律は職場での男女の差別が禁止され、採用・昇給昇進・教育訓練・定年・退職などの面で平等に扱うことを定められた法律になのです。そのため、看護師は女性だけではなく男性でもできるという平等で対応な扱いになったのです。
増える男性看護師・将来性
今では男性看護師も病院に普通によくいるとイメージがあるほどで、その増加率をみていくと、1985年から法律が始まりともに増加が始まり、2018年には看護師の10%を男性が占めていると言われています。将来的にも、日本は高齢化が進む中、同性看護・介護といったことが求められています。
こういった状況を踏まえ、看護の現場において男性看護師の必要性も高く、数も必要とされていることから、これからも増加することが予想されています。
男性看護師の活躍の診療科
男性看護師が主にみられる診療科目は以下の通りです。
- 救急科
- 手術科
- 脳神経外科
- 神経内科
- 人工透析内科
- 整形外科
- リハビリテーション科
- 精神科
このような診療科目では、患者さんの移動介助などに体力や腕力がいるため、女性に勝る、男性看護師が必要とされています。特に精神科では、暴れてしまう患者さんを抑えるなどの対応をしなければならないので、腕力のある男性看護師が重宝されているのです。
男性だから分かりあえること
男性看護師がいることで男性患者はかなり助かり、安心だということも言われています。やはり、異性には分からない事もあるので、同性ということでとても気持ちが落ち着く部分があるのでしょう。
こういった点は男女とも同じで、トイレなど性的箇所のケアは恥ずかしく、異性にはあまりされたくない、言いたくない、相談もできないといった不安を解消することができるのは、看護の現場において大切なことであるといえます。
- ■まとめ
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このように男性でも看護師になることを意識してみても良いのではないでしょうか。看護師は男性が必要不可欠なお仕事になってきたのですから、恥ずかしがらず自信をもってもよいのです。