No.239 ナースが現場で気を付けたい「コロナ対策〜具体例〜」
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)が猛威を振るっています。医療現場で働くナースは人一倍、感染症対策をしなくてはなりません。今回の記事では、コロナ対策の具体例を挙げていきますので、もう既に対策しているという方もおさらいのつもりでお読みいただければと思います。
手指の消毒は小まめに行う!
医療現場では既に実施されている事と思いますが、建物の出入り口近辺などに消毒液を置いて、施設の職員や利用者が出入りする際には手指の消毒を行ってもらいます。仮に手指にウイルスが付着していたとしても、しっかりと消毒すれば、施設内での他の人への感染を防ぐ事が出来ます。
高頻度接触表面(ドアノブなど)を消毒しよう!
利用者や職員が触れる高頻度接触表面(ドアノブなど)は、定期的に消毒しましょう。人の出入りが多い場所なら、1時間に1度など、時間を決めて定期的に消毒する事が有効です。
飛沫への対策をしよう!
withコロナの時代、医療現場に限らず、外を出歩くときのマナーとして、使い捨てのサージカルマスク(又は布製マスク)を着用する事は当たり前の事となりました。臨床の現場では、アイシールド及びゴーグルも着用すればより安全となります。
- ・着用中の注意点
- 着用しているマスクにはなるべく触れないようにしましょう。手指にウイルスが付着していた場合、口に運んでしまう結果になる事があります。
- ・着用後の注意点
- 紐の部分を持って外し、丸めたりせずにそのまま廃棄します。表面には触れないというのがポイントになります。マスクを廃棄した後はすぐに手指を消毒しましょう。
【ビニールエプロンの着脱】
- ・着用時の注意点
- 箱から取り出し、なるべく表面に触れないように首を通し、腰ひもをしっかりと結びます。
- ・廃棄時の注意点
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- 首紐をちぎります。
- 胸の前に垂らし、エプロンを下から持ち上げるようにして表面を包んで腰ひもをちぎり、廃棄します。やはり表面に手を触れないようにする事がポイントです。
- 廃棄した後はすぐに手指を消毒しましょう。
- 【防護具の着用順序】
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- エプロンを着用します。
- マスクを着用します。
- ゴーグルやフェイスシールドを着用します。
- 最後に手袋を着用します。
- 【防護具の廃棄順序】
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- 手袋を廃棄します。
- ゴーグルやフェイスシールドを廃棄します。
- エプロンを廃棄します。
- 最後にマスクを廃棄します。
手の洗い方
- 水を出して全体を濡らします。
- 石鹸液を手に取ります。
- 手のひらを洗います。
- 手の甲を洗います。
- 指の間を洗います。
- 親指を握るようにして洗います。
- 指先を手の甲に擦り付けて洗います。
- 手首を洗います。
- 洗い流します。
- ペーパーでよく拭き取ります。
- ペーパーでハンドルを回して水を止めます。
- ペーパーを捨てます。
- ■まとめ
- 今回の記事では、コロナ対策の具体例を紹介しました。既に実践している方も、まだやっていなかったという方もいると思います。コロナ感染拡大は各自の心掛けで、そのリスクを大きく減らす事が出来ます。普段から心掛けていきましょう。