No.240 必須!ナースの採血練習方法
経験の浅いナースの方だと、採血する方もされる方もドキドキしますね。新人でなくとも、長いブランクのあるナースの方も同様です。上手に採血するには、やはり何と言っても数をこなす必要がありますが、どのようにして練習すれば良いのでしょうか?今回は採血の練習についてお伝えします。
採血が上手なナースになろう
太っている方や高齢の方といった血管の出にくい患者さんからの採血は、一度でうまく出来なかったという経験は無いでしょうか?
患者さんは、何度も痛い思いをすると担当したナースや医療機関に不満を抱きます。逆に、採血の上手なナースさんが担当すると、”ここのナースさんは出来る人だ”、”ここは良い医療機関だ”と一気に信頼度がアップします。患者さんを不安にさせない・不満を抱かせない採血上手なナースになりましょう。
採血バイトをして数をこなす
採血が上手なナースになるにはとにかく数をこなすしかありません。と言っても、勤めている医療機関で、採血の業務だけをするわけには行きません。医療機関によってはなかなか採血の担当にならず、勤め始めてから歳月が過ぎてもなかなか採血が上手にならないと、焦っている方もいるのではないでしょうか?
そんな方におすすめなのは、採血を行うバイトをする事です。採血バイトとは、主に献血ルーム・献血バス・健診センター・病院の採血室・クリニックなどで、患者さんの採血業務だけを担当するバイトの事です。
- ◎病院の採血室でのバイト
- ある程度の規模を持つ病院であれば、採血室が必ず設置されています。大型病院だと患者数が1日100人以上と言うようなところもあるので、スピーディーな対応が求められます。しかしその分、多くの経験を積む事が出来るのが魅力です。
- ◎健診センターでのバイト
- 健康診断などを行い、病気の早期発見を行う検査機関が健診センターです。施設内で検診を行う他、移動検診車で職場や学校などへ移動して検診を行う事もあります。病院の採血室に比べてバイトの募集は多いです。ここでも多くの採血を経験する事が出来ますが、血圧測定などを行う場合や、移動検診の場合には会場の設営・片付けなども業務の一環として行うことになります。
- ◎献血ルーム(献血バス)
- 全国にある献血ルームは日本赤十字社が運営する施設です。また、人の多く集まるところに献血バスを停めて献血を求める事もあります。季節を問わず採血バイトの募集があるのが特徴です。
但しここでも、パソコン操作などの業務や、気分が悪くなってしまった人の対応など、採血以外の業務を手伝う事になる場合があります。献血バスでの勤務の場合は会場の設営・片付けの手伝いをする事もあります。
採血バイトのメリット
経験の浅いナースにとって、採血業務を行う事には不安があると思います。しかし不思議な事に、ナースが不安でいると患者さんにも不安感は伝わってしまいます。経験を多く積み、自信を持つためには、数をこなすことです。「採血」の業務に特化した採血バイトで働く事は、自信を持つ為の手助けになります。
採血バイトの注意点
採血バイトをする上での注意点を2点お伝えします。
- ◎”針”を使っている事を常に意識する
- 採血業務には針を用いる為、細心の注意が必要です。自分自身や人を傷付けてしまう危険性や感染症の可能性がある道具を扱っているという認識を持ち、適切に使用・廃棄して下さい。
- ◎保険の有無を確認する
- 大きな病院の場合は保険に加入している事がほとんどですが、小さい医療機関では稀に保険に加入していないところもあります。そのような施設でバイトする場合は、たとえ単発・短期であっても、看護職賠償責任保険に加入しておくと安心です。
- ■まとめ
- 採血バイトを探す際は、ナース専門の求人サイトを利用しましょう。単発・短期のバイト求人を見つけて、採血経験を多く積み、採血の上手なナースになって患者さんや同僚からの信頼を得ましょう。