No.260 ナースの月給はいくらくらい貰えるのか?
「ナース(看護師)の月給はいくらくらい貰えるの?」最終学歴別、新卒・ベテランなどの立場別、勤務地別など、日本看護協会の『2020年 病院看護実態調査』をもとに、実際の平均基本給与額を順にまとめてみました。
「高卒+3年課程新卒」の初任給は?
平均基本給与額は、月額202,289円となっています。「団体、組織」によって若干の差があるようです。
「病床規模別」で言うと、月額197,370円〜209,292円という平均給与額となっています。単純に病床規模が大きい病院ほど高いお給料となっています。
「都道府県別」に見てみると、平均給与額は月額183,187円〜213,940円となっています。人口の多い都道府県では高いお給料となっているようです。
「大卒新卒」の初任給は?
設置主体別のデータでは、平均基本給与額は月額208,918円となっています。「高卒+3年課程」と比べると、6,000円程高い結果になっています。
「病床規模別」の平均給与額は月額204,327円〜216,726円となっています。こちらも「病床が大きい病院」ほど高いお給料が支払われています。
「都道府県別」の平均基本給与額データを見てみると、月額190,104円〜219,303円という結果になっています。主に、東京、神奈川、埼玉などの首都圏では人口が多いことも関係しているのでしょうが高いお給料となっています。
「ベテランナース(勤続10年、31歳〜32歳、非管理職の看護師)」の月給はいくらくらいなのか?
「設置主体別」に見ていきます。平均基本給与額は月額232,938円~277,952円です。こちらはかなり開きがあるようです。
「病床規模別」に言うと、平均基本給与額は月額235,030円〜266,864円となっています。概ね病床規模順に比例して高いお給料となっているようです。
「都道府県別」の平均基本給与額は月額220,362円〜256,912円となっています。やはり首都圏ではお給料が高い傾向のようです。
どういったところが高い基本給与額となっているのか?
個々のスキルによる違いもあると思いますが、設置主体・病床規模・都道府県とそれぞれ規模が大きければ大きいほど高いお給料となっているようです。
- ■まとめ
- ナースというお仕事は本当に大変なお仕事です。「どれだけ勉強してきたか」「どれだけの経験があるのか」「どれだけの仕事量をこなせるのか」といった、こなせる仕事に比例してお給料も上がっていきます。
別の言い方をするならば、「頑張り次第でお給料も上がっていく」と言えるのではないでしょうか。「キャリアアップを目指せる」「やりがいがある」、そんな職場に出会えるよう1歩踏み出してみてください。