No.265 ナースに求められる身だしなみのポイント
ナースの働く現場では、仕事の正確性と迅速さなど求められる要素は数多くありますが、もう1つ忘れてはならない要素が身だしなみです。患者さんと直に接する機会の多い仕事だからこそ、気を付けるべき身だしなみのポイントを解説します。
ヘアスタイルと髪の色
以前はほとんどの医療機関で採用されていたナースキャップですが、現在はどの医療現場でも使われていません。その為、髪の毛にはより一層気を使う必要があるでしょう。動きやすく、邪魔にならないのが第一ですが、清潔感も重視されます。
ロングヘアの人はお団子にするか、ヘアゴムなどで束ねるなどしましょう。ショートヘアの人も、ボサボサの髪の毛ではいけません。患者さんからも、そのご家族からも案外見られているものです。寝癖などを直すのはもちろんですが、あまり明るい髪の色だと浮いてしまいます。職場である医療機関に細かい規定が無くとも、ナチュラルな茶色くらいに留めておいた方が無難でしょう。
お化粧
医療機関で働く上では清潔感が最も重視されるポイントですので、あまり派手なメイクは控えた方が良いと言えます。特に口紅や目元のメイクは派手になり過ぎないように注意しましょう。とは言え、例えば眉毛も伸び放題というのはやはり清潔感に欠きます。最低限のメイクはした方が良いでしょう。
履物
ナースシューズ、サンダルなど職場指定の履物を履いている場合は問題ありませんが、靴のかかとを潰して履く事はもちろんNGです。また、衛生面に配慮する為、外を出歩く時に履く履物とは厳密に区別して建物の中だけで履くようにしましょう。
ストッキング
白衣に合わせて白いストッキングを履くのが一般的でしたが、最近はベージュ色など落ち着いた色のストッキングであれば認められる職場も増えているようです。同じ職場で働く他のナースの意見なども参考にして、余り浮かないような選択を心掛けましょう。ここでもやはり重要なのは清潔感ですので、毛玉や伝線があれば新しい物に取り替えましょう。
防寒対策
冷房の効きすぎや冬の寒さに対しても対策する必要があります。ナース服の内側に温感下着を着る、ナース服の上からカーディガンを羽織るなどして寒さに対処します。その際も、巡回する際は羽織っているカーディガンを置いていく、下着はナース服から透けて見えないような色や柄に気を付けるなど適切な配慮をしましょう。
アクセサリー
医療機関を受診される人は、何かしらの心身の不調を抱えています。そこで働くナースが過度に着飾っているとかなり目立ちます。医療機関で働く以上、アクセサリーの着用はやはり慎むべきでしょう。患者さんや自分の身体を傷付ける恐れもあるので、ヘアピンなどは使用を控え、ヘアゴムなど身体を傷付ける恐れのない物を使いましょう。
- ■まとめ
- 今回は、ナースが気を付けるべき身だしなみをテーマにお伝えしました。清潔感とそして何より患者と自身の安全を第一に考え、雰囲気に合わせて身だしなみを整えましょう。