No.29 看護師の体調管理には「ホルモンバランス」が重要
看護師は夜勤があるため、どうしても生活が不規則になりホルモンバランスが乱れがちですよね。
ホルモンバランスの乱れはさまざまな心身の不調につながる恐れがあります。
乱れたホルモンバランスを回復させるためにできることを紹介します。
夜勤と日勤を繰り返していると夜になってもなかなか眠れなかったり、寝ても疲れが取れず疲労がたまっていったりすることもあるのではないでしょうか。
ホルモンバランスが乱れてくると、生理不順、肌荒れ、慢性疲労、睡眠不足、冷え性の悪化、鬱などさまざまな症状をひきおこしてしまうので体調管理はとても大切です。
次のようなことに気をつけましょう。
バランスのよい食事をとる。
たんぱく質、マグネシウム、カルシウム、ビタミンCなどさまざまな栄養素をバランスよく食事からとることが大切です。
ミネラルとビタミンをとるため、ファーストフードやインスタント食品は控えてバランスのよい食事を取りましょう。
夜勤中に小腹がすいたときは、お菓子のかわりにナッツやドライフルーツなどミネラルを多く含む食べ物を意識してとりましょう。
ぐっすり眠るための環境を見直す
睡眠のゴールデンタイムは眠り始めの3時間です。
この時間にしっかり深い眠りを取ることができないと、たくさん寝たのに翌朝だるく疲れが取れない状態になってしまいます。
深い睡眠をとるための環境を見直しましょう。
寝具やパジャマ、部屋の状態は眠りやすい環境にあるでしょうか。
ジャージではなくしっかり汗を吸収して快適に過ごせる綿やシルクなどのパジャマを着ましょう。
体に合っていない枕や柔らかすぎる布団はかえって体に負担をかけ深い眠りを阻んでしまっているかもしれません。
また、部屋の中が散らかっていると落ち着いて眠れない原因になります。
部屋の中をすっきり片付け、部屋の中に朝日が差し込まないようにしっかりカーテンを閉めて、ぐっすり眠れる環境を作りましょう。
休みの日の朝はなるべく早起きして朝日を浴びる
朝日を浴びると体内時計が整いホルモンバランスも整ってきます。
夜勤明けの休日はなるべく早起きして朝日を浴びるように心がけましょう。
散歩、ヨガやストレッチ、ストレス解消のための趣味の時間にするなど、朝活をおこなうのもいいかもしれませんね。
そして夜は早めに寝て翌日の勤務に備えましょう。
夜勤と日勤を繰り返すような看護師の勤務形態は、体調管理を常に意識しておかないと、バランスが乱れてしまい悪循環に陥って体調がどんどん悪くなってしまいます。
女性はホルモンバランスが乱れて生理不順や無月経の状態が続くと不妊につながることもあるので、将来のためにも体調管理を意識しましょう。