No.296 ナースの相棒~靴について~
立ちっぱなしの業務が多いナースは、慢性的な足のむくみで悩んでいる方も多くいます。また、業務内容によっては動き回るナースも多く、足元のケアをする事が大切となります。今回は足元と関係が深い「靴」に焦点を当て、ナース靴の種類と特徴を解説します。
ナースの靴とは
ナースが履いている靴は通称「ナースシューズ」と呼ばれています。ナースは立ち仕事が多く足への負担が大きいため、普通の靴ではとても不便となってしまいます。ナースシューズは足への負担を少なくするために開発された靴なのです。
クッション素材が使用されており、歩く時の衝撃を吸収できるように作られています。軽量化もされているため長時間歩いていても足の負担が少なくなります。また、衛生面にも配慮されているため通気性が高く、抗菌・防臭・吸汗などの機能も備えています。
これに加えて、さらに静音性に優れているといった特徴があります。病院内では静かにする事が求められており、ナースシューズはまさに現場で活躍できる設計となっているのです。これ以外にも着脱がしやすいなど、ナースが業務をスムーズにこなすための工夫がたくさん施されています。
ナースシューズの種類
ナースシューズには大きく分けて5種類のタイプがあります。それぞれには特徴があり、業務内容に向いているものを選ぶ事が大切となります。5種類それぞれを紹介し、特徴も合わせて解説します。
●2wayタイプ
2wayタイプとはかかとを踏むことでスリッポンになったり、かかとを立てることでスニーカーになったりする靴となります。業務を兼任している方や部署異動がある方は、必要に応じて履き方を変えられるのが2wayタイプの特徴となります。
●スリッポンタイプ
ベルト・靴紐がないので、靴に足を滑り込ませるだけで簡単に履けるのがスリッポンタイプです。手を使わないで履く事ができるため、業務効率が上がったり両手を使用する事ができたりします。また、手を使わないので衛生的でもあります。
●サンダルタイプ
通気性に優れているのがサンダルタイプとなります。サンダルタイプもスリッポンと同じく手を使わなくても履く事ができ、通気性が良いので足の匂いやムレが気になる方にはおすすめになります。ただしつま先部分が無防備なので足下の落下物には注意が必要です。
●スニーカータイプ
業務で動き回る事が多い方にはスニーカーがおすすめです。クッション性に優れているので、足への負担が少ないのが特徴となります。またスニーカーは脱げにくく、安定して業務に取り掛かる事ができます。
●ヒール付きタイプ
サンダルとスニーカーの性能を合わせたのがヒール付きタイプとなります。デザイン性・クッション性・通気性を備えており、足への負担が少ないのも特徴です。ただし、ヒールでかかとが高くなっているので、動き回る人は不便を感じるかもしれません。
- ■まとめ
- 立ち仕事や動き回る仕事が多いナースではありますが、靴の種類次第で足元へのケアが可能となります。業務内容によっては靴を変えるだけで業務効率が上がります。足元のケアをすることで、業務中のストレスを減らす事ができて快適なナース生活が営みやすくなります。