No.35 看護師さんの強い味方! 働くママが嬉しい院内保育とは?
院内保育で理想の働き方を実現しましょう
いま、子育ても楽しみたいし、仕事をもって自立をしたいと考える女性が増えています。
そんな前向きな女性に根強い人気があるのが、看護師という職業です。
なぜ看護師が「子育て中の女性が働きやすい職業」と言われるのでしょうか?
それは、働く女性にとって魅力的な病院ならではの支援体制が整っているからです。
今回はそういった働く女性の強い味方になってくれる、院内保育のシステムや、院内保育を活用するメリットなどについてご紹介します。
院内保育が設置された背景
院内保育とは、病院などで交代制勤務をする医師や看護師が、保育が必要な我が子を院内の保育施設に預けることです。
独立した建物の中に設置してあるケースもあります。
病院がこういった保育施設を独自に設置している背景には、医療界の深刻な人手不足があります。
病院で働く看護師たちは専門的な知識を取得したスペシャリストです。
看護師がいなくては病院自体が成り立ちません。
だからこそ、病院は看護師に長い期間安定して勤めてもらうことを理想としています。
しかし、看護師の大部分は女性のため、妊娠・出産のための離職率がとても高いのが実情です。
こういった看護師の離職を減らすべく、出産後も仕事を続けられるよう「子供がいても、働きやすい環境ですよ」ということを実現するために、さまざまなママ支援や院内保育の設置が進んでいるのです。
院内保育を利用することのメリット
院内保育は、雇用主である病院が設置した“職員だけが利用できる”私立保育園です。
現在、世間で騒がれているように保育園は深刻な施設不足です。
このような状態では、どんなに働きたくても、どんなに病院が受け入れたくても、地域の保育園が子供を預かってくれるとは限りません。
雇用先である病院が職員のための保育園を設置してくれれば、職員は安心して働けるようになれます。
また、看護師の仕事は夜勤があるため、夜間保育をしてくれる保育園を探さなければいけません。
ただでさえ狭い公立保育園の門が、さらい狭き門になってしまうのは言うまでもありません。
その点、雇用主が設置している院内保育園であれば、看護師の勤務形態を熟知しているので、夜間安心して預けることができますし、夜勤用の保育サービスなどさまざまなサポートを受けることができます。
他にも、院内保育園に子供を預けて女性が看護師として働くことは、次のようなメリットがあります。
- 優先的に入園できる
- 病院と保育園が近接しているため、登園・降園がスムーズにできる
- 急な勤務時間や保育時間の変更にも対応してもらえる
- 同経営のため、園と保護者の連絡がスムーズにできる
- 経営が病院であるため、子供の病気や怪我の際の対応が安心
ここでご紹介したことから、これから仕事を始める若い女性にも、子育てが一段落して第二の職場を求める女性にとっても、看護師のお仕事は今おすすめですよ。